台風が来て思い出すことのひとつに、東海豪雨のときにボランティアで行った老 夫婦宅でのことがある。
二階建ての住まいで一階はすべて水に浸かってしまい、僕は一階の濡れた壁土を崩して土嚢袋に入れて搬出する作業を担当した。
被災前は元気だった奥さんは命からがら二階に逃げてそのまま寝込んでしまった。
僕が壁を崩す様子に、自分の家が壊れていく悲しみも加わって「年寄りだから私達夫婦はあとどれだけ生きるかもわからんのにこんなことになるなんて。」と涙ながらにおっしゃってみえた。
旦那さんのあの姿は忘れられないなぁ。
この台風の被害がなるべく少なくなりますように。