今日は新美南吉さん 110回目のお誕生日✨

 

祝福と感謝をこめて

「でんでんむしのかなしみ」を

書いてみたいと思います。

 

 

かたつむり   かたつむり   かたつむり   かたつむり   かたつむり

 

 

「デンデンムシノ カナシミ」

                 新美南吉

 

 イツピキノ デンデンムシガ アリマシタ。

 アル ヒ ソノ デンデンムシハ タイヘンナ コトニ

キガ ツキマシタ。

「ワタシハ イママデ ウツカリシテ ヰタケレド、

ワタシノ セナカノ カラノ ナカニハ カナシミガ

イツパイ ツマツテ ヰルデハ ナイカ」

 コノ カナシミハ ドウ シタラ ヨウデセウ。

 デンデンムシハ オトモダチノ デンデンムシノ トコロニ

ヤツテ イキマシタ。

「ワタシハ モウ イキテ ヰラレマセン」

ト ソノ デンデンムシハ オトモダチニ イヒマシタ。

「ナンデスカ」

ト オトモダチノ デンデンムシハ キキマシタ。

「ワタシハ ナント イフ フシアハセナ モノデセウ。

ワタシノ セナカノ カラノ ナカニハ カナシミガ イツパイ

ツマツテ ヰルノデス」

ト ハジメノ デンデンムシガ ハナシマシタ。

 スルト オトモダチノ デンデンムシハ イヒマシタ。

「アナタバカリデハ アリマセン。ワタシノ セナカニモ

カナシミハ イツパイデス。」

 

 ソレヂヤ シカタナイト オモツテ、ハジメノ デンデンムシハ、

ベツノ オトモダチノ トコロヘ イキマシタ。

 スルト ソノ オトモダチモ イヒマシタ。

「アナタバカリヂヤ アリマセン。ワタシノ セナカニモ

カナシミハ イツパイデス」

 ソコデ、ハジメノ デンデンムシハ マタ ベツノ オトモダチノ

トコロヘ イキマシタ。

 カウシテ、オトモダチヲ ジユンジユンニ タヅネテ イキマシタガ、

ドノ オトモダチモ オナジ コトヲ イフノデ アリマシタ。

 トウトウ ハジメノ デンデンムシハ キガ ツキマシタ。

「カナシミハ ダレデモ モツテ イルノダ。ワタシバカリデハ

ナニノダ。ワタシハ ワタシノ カナシミヲ コラヘテ

イカナキヤ ナラナイ」

 ソシテ、コノ デンデンムシハ モウ、ナゲクノヲ ヤメタノデ

アリマス。

 

かたつむり   かたつむり   かたつむり   かたつむり   かたつむり

 

 

image

 

 

 

「校定 新美南吉全集 第四巻」より

 

カタカナで書かれた原文を、初めて

読んだときは、「悲しみ」を書いているのだけど

どこかあっけらかんとした印象もあって

そういった雰囲気も好きでした。

背中の殻の中いっぱいの悲しみ。。。

まだ想像できませんでした。

 

昨年、うちの猫くーちゃんが亡くなって

「死」という、一番恐れていたことを経験し、

「この悲しみをどうしたらいいんだろう。。」

デンデンムシの気持ちが、初めてわかった気がしました。

私も、デンデンムシのように、お友達に聞いてもらって

とても救われました。

お友達は「私もです」とは言わないけれど、

私ばかりではないんだ。。みんなそれぞれの悲しみを

背負って生きているんだ。。

「あぁ、、私も悲しみっていうものが少しは

わかったのかなぁ。。」と思いました。

 

この物語が、沢山の人の心に

灯りをともしているんでしょうね。

そういうことって、できるんだなぁ、、

すごいことだなぁ、、なんて

お風呂につかりながらしみじみしたのを

思い出します。

 

そして今は、もうそこまでの悲しみは感じれない。。

月日が経ち

だんだん悲しみは薄れていくものですね。。

 

南吉先生、ありがとうございます💐

 

これからますます、南吉童話や詩が

多くの方々の心に残っていくことと思います✨

 

ちょっとしんみりしてしまった。。

 

image

 

くーちゃん、ありがとう✨

 

ずっとずっと大好きだよーーーハート