今日はしとしと、1日雨ですね〜![]()
雨に濡れた桜も綺麗ですね✨
葉っぱに花びら。。。
しずく、ゆらゆら。。。
新美南吉の童話「一枚の葉書」の続きです✨
第一話はこちら
第二話はこちら
第三話はこちら
よりお読みください✨
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落葉松(からまつ)の間につけられた細い道をふみしめふみしめ
登ってゆくと、少年の足音におどろいて道端の雪の上からぱっぱっと
雷鳥が白く飛び立ってゆきました。
のぼればのぼるほど風がひどくあたりました。
凍った風は眼にあたると涙を出させ、手にあたると指を赤く太らせ、
耳にあたるとそれをちぎって行くように痛ませるのでありました。
山の頂を越すと傾斜が急になっていて、うっかりすると
足がすべってぶったおれることがありました。
それで少年は足元によく注意して下りていったのでした。
それだのに少年はあやまって足を辷(すべ)らせました。
仰向けに倒れたかと思うと、少年の体はそのまま、だらだらと
急な傾斜を辷っていって、どんと崖っぷちから凹んだ所へ落ちこみました。
少年は立とうとしましたが左の足に力がはいらないのでした。
その足はじんじんと痛み始めました。
少年はありったけの声をふりしぼって、
ーーーおーい、おーい、と呼びましたが、
その声はだんだん弱ってゆきました。
(つづく。。。)
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最後までお読みくださり、ありがとうございます![]()
新美南吉記念館・企画展
”「一枚の葉書」は「蟹工船」のオマージュか?”
4月16日(土)〜7月3日(日)開催です






