皮膚癌と里芋パスター062509250702の投稿 Theme: 食と手当てと看取り
2010-10-31 11:18:57
シルバーカーを押してほぼ自立されていたNSさん。
90歳を過ぎて骨折され車椅子生活になり、95歳を迎える前に眉間に皮膚癌が出来ました。
2週間に1回、総合病院の形成外科に通院していました。
最初はにきび程の大きさだったのが、だんだん大きくなり最終的には3センチの大きさまで成長し、左目にかかり始めました。
医師からホスピスも進められましたが、NSさんもご家族も「慣れた場所にいたい」と苑での生活を希望されました。
ある日医師から「いつ大出血してもおかしくないから、入院を希望されないのなら受診はしなくてもいい」と言われました。
NSさんが、医者に見離されたと落ち込むのではないかと心配しましたが、「もう病院行かんでもええでよかったわ。あんたが看てくれたらそれでええ。任せるわ。」と言ってくれました。
当時はまだナノバブルに出会ってなかったので、出来ることを精一杯やらせていただきました。
いつ大出血しても大丈夫と里芋パスターの準備はしていましたが、いざ出血を目の前にすると手が振るえました。「大丈夫。大丈夫。」と自分に言い聞かせながら里芋パスターを続けます。
出血が止まりふと気がつくと、NSさんは顔の上でバタバタやられていることにも動じず落ち着いてみえました。
視力を失われたころから元気がなくなり、食事が取れなくなりました。
それでも亡くなる前日には、「玄米粥が食べたい」と言われ召し上がられました。
現在NSさんの息子さんがご利用いただいています。お顔もそっくりでNSさんが偲ばれます。