連休明けの日

いろんな電車の非常停止ボタンが何度も押されて

電車が何本もすごく遅延したとのこと。

簡単に非常停止ボタンを押す人が増えているんだと思います。

最近私もそう実感したことがありました。

 

新年度になってすぐの朝

私は駅のホームで自分の乗る電車を待っていました。

次に来る電車は行き先が違うので

ベンチに座っていたところ

向こうの方でその電車から降りてきた女性が

ホームにしゃがみ込むのが見えました。

気分が悪いのかな

と見ていたら

一緒に降りてきた男性がホームの非常停止ボタンを押しました。

すごい音が鳴り響き

向かいのホームに入ってきた電車も止まり

ドアが開きません。

それからその男性は通りすがりの女性に何か話して

その通りすがりの女性は走って行きました。

 

しばらくしてその女性と

駅員が2、3名走って来て

しゃがみ込んでいる女性と男性に話を聞いていました。

その間片方のホームの電車はドアが開いたまま止まっていて

もう片方のホームの電車はドアが閉まったまま止まっていました。

その間非常停止ボタンのブザーは鳴り響いたまま。

それからまたしばらくして駅員が

「具合の悪いお客様がいたため緊急停止しました」

とアナウンスしました。

電車は10分ほど止まって運転再開しました。

 

非常停止ボタンって

電車が走っている時に気分が悪くなった時や

痴漢にあった時に使うものなんじゃないの?

と私は思ってしまいました。

自分の足で歩いてホームに降りれたなら

電車止めることないんじゃない?

私も電車乗っている時に気分悪くなったことあるけど

そういう時はいつも次の駅で降りて

しばらくベンチで休んでいたりします。

そのしゃがみ込んだ女性が頼んだのか

一緒に降りた男性が勝手にやったのかわからないけど

駅員を呼びつけるために非常停止ボタンを押したように見えました。

駅員が近くにいなければ

先に通りすがりの人に頼んで呼んできてもらうことができると思います。

なにも非常停止ボタンを押さなくても。

ボタンを押してもすぐに駅員が来なかったのは

何が起きているかまず状況把握をしなくちゃならなかったのかもしれない。

その間ホームの両側の電車は満員状態のままずっと止まってなくちゃならない。

それこそもっと気分の悪い人が出る可能性だってある。

片方のホームの電車はドアが開いてなかったからすし詰め状態だったし。

その隣のホームの電車もいったん止まってました。

 

気分が悪くなったのは気の毒だけど

非常停止ボタンで駅員を呼びつけるなんて

自分勝手だなと思いました。

その女性は頼んでなかったとしても

一緒に降りた男性は当たり前のように

ホームの非常停止ボタンを押してました。

仕事に絶対間に合わなきゃって人もいたかもしれないし

家族が危篤で病院に行かなきゃいけない人もいたかもしれない。

本当に非常停止が必要だったら

お互い様で仕方ないと思うけど

ただ駅員を呼びつけるためだけなら

迷惑なことだと思います。

 

おばちゃんの考えになっちゃうけど

最近の若者は自分のことしか考えられないのかな

って思ってしまう。

これもいつもスマホの画面を見て

周りを見ることをしないからじゃないか

と思います。

自分だけですべてが完結するから。

他の人の痛みや感情を思いやることができない。

だから「誰でもよかった」と通りすがりの人々を殺してしまう。

その「誰か」も自分と同じように

切られたら痛いし悲しむ家族もいるのだと想像できない。

そういう人ばかり増えてしまったら

この先どういう世界になってしまうのだろうか・・・

なんて将来を暗く考えてしまう。

 

ちなみに電車のホームには駅員を呼ぶボタンがあるそうです。