第102回箱根駅伝は、青山学院大学が10時間37分34秒の大会新記録で、       

3年連続9度目の総合優勝でした。
史上初となる「同一チーム2度目の3連覇」でまさに圧倒的王者の勝利でした
今回の青山学院大学の強さは、単なる戦力差や戦術の巧みさだけでは語れません。
217.1キロの箱根路は、青山学院大学にとって“チーム全員で走る旅”でした

 

画像
 

1区16位の出遅れスタート――それでも折れなかった理由
レース序盤、青山学院大学はいきなり試練に見舞われました。
往路優勝どころか、優勝争い自体が危ぶまれる展開になりました。
だが、ここからチームは崩れないで5区・黒田朝日(4年)が3分24秒差を

ひっくり返す異次元の区間新記録で首位に立つと、流れは一変しました。
この走りは、単なるエースの快走ではなく「4年生として、背中で示す」

そんな覚悟が、後続のランナーたちに確かに伝わりました。
復路で証明された“世代を超えた強さ”青山学院大学の勢いは止まりませんでした
6区では、石川浩輝(1年)が57分16秒の1年生歴代最高タイム。
8区では、塩出翔太(4年)が区間新記録を樹立し、前人未到の同一区間       

3年連続区間賞という偉業を成し遂げました。
下級生の勢いと、最上級生の意地のその両輪が噛み合ったとき、

チームは  ここまで強くなれるのかそう感じさせる復路でした。
最終10区、折田壮太(2年)が笑顔で大手町のフィニッシュテープを切った瞬間、

青山学院大学は新たな歴史を刻みました。
だが、選手たちが真っ先に口にしたのは、記録でも称賛でもなく「仲間」への感謝でした。
今大会で原晋監督は、通算9度目の優勝。
箱根駅伝史上、単独最多優勝監督という新たな金字塔を打ち立てました。
1区16位からでも優勝に導くマネジメント力。
そして、選手一人ひとりの想いを“チームの力”へと昇華させる手腕。
それでも、数字は、いつか更新されます。
だが、今回の青山学院大学の走りは、記録以上のものを残した
今年の箱根駅伝でした