日曜日の午前中はNPO法人チャイルドライン北九州の年次総会

午後はその「設立20周年みんなの集い」

昨日から、そのことについてきそうかと考えていたのだが、なかなかその気になれない。

恐らく不定期に訪れてくる“軽い鬱”のようなものだろう。

カミさんは6月10日から恒例のパート仕事に出かけている。

パソコンの前に座って、鬱々とトランプの一人遊びで時間を浪費ていても叱咤してくれる人はいない。

 

窓の外からは運動会でもあるからだろうか、ひょっこりひょうたん島の音楽やそれにあわせる園児たちの元気な歌声が流れてきている。

 

取り上げる過去記事は10年前の今日のもの。

 

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マジかよ、そこまでやる?

2014年6月18日付

 

 

チャイルドライン北九州九州市主催ムーブフェスタに毎年参加をしている。
今日は朝からその呼びかけのチラシの原案作り。
丸一日をその制作にかける予定で、ブログの更新は休むつもりだった。
が、「マジかよ!」と思ってしまうような記事を目にしてしまった。
フジテレビ系列の「とくダネ!」に関する記事。
ぼくはその番組を見ていないのだが、ツイッター上でもかなり叩かれているようなので、多分実際に放映されたのだろう。

 


サッカーが好きな人はワールドカップに興ずればいいし、そうでない人は見なけりゃいいだけのこと、どうぞご自由にというのがぼくのスタンス。
だから、ワールドカップ関連のことを取り上げる気などはまったくなかった。
が、ここまで露骨な番組を目にすると、他ブログのマスコミ批判の尻馬に乗るという誹りを覚悟で触れておこうと思いなおした。
ということで、チラシ作りを一時中断。

             グーグル画像より


 

「『日本戦』見ないで何している?」という企画の中で、番組スタッフが、
テレビ見なくていいんですか?
今日は何の日か知ってます?
今日いまこの時間に何をやっているか知っています?
今日試合見なかった理由はあるんですか?

また河川敷をジョギングしている男性に、
今日こんなとこで走っていて大丈夫ですか?
と、声をかけていた。

ワールドカップの報道を大量に垂れ流すだけではなく、その番組を見ない人は、あたかも悪いことをしているかのような詰問口調。
他方、わずか十名余りの人間が閣議という密室の中で、憲法の解釈を勝手に変えてしまおうという動きへの報道は驚くほど少ない。
戦争のできる国にこの日本が変えられようとしていることが、そんなに小さなニュースなのだろうか。
ぼくはいわゆる陰謀論には与しないことにしている。
が、首根っこを抑えつけてでも、ワールドカップの報道にのみ目を向けさせてようという意図があるのではと勘ぐってしまう。

また、日本テレビ系の「スッキリ!!」という番組でも、
こうした中、この一戦を見ない人たちに対しても、いったいなぜといった内容を放送し、ジョギングしている人と並走しながら、
今コートジボアールに負けていますよ
と、叫んでいた。
そこまでやる?
 


他方、成長戦略の最大の目玉が「カジノ」誘致だなどとまじめな顔で報じられる。
パチンコ店を増やせば経済が成長する、というもの言いとどこが違うのだろう。
扶養家族手当をなくすことが、女性の社会進出を促すことになり、経済を活性化させるだって?
家事労働を時間給に換算したことがあるのだろうか。
共稼ぎをしながら子育てができるほど、子どもへの福祉政策は充実しているのだろうか。
残業代ゼロ制度は、成果によって報酬が決まる新しい制度だって?
報酬は変わらず成果だけを求められることのならないか。
今は限られた業種でも、一度認められてしまえば、その対象業種がどんどん広げられるのは、人材派遣法でも使われた手口。

それらのことは、ほとんど報じられない。

 

ワールドカップだけではない。
この国は、手遅れなほどに狂ってしまっているように思える。
否、狂ってしまっていることにすら気がついていない。
気がつかないように、余計なことは考えないように導かれている。
いや、いや、ツイッターで「とくダネ」の放送を避難する人が少なからずいたということは、この国もまだ少しは希望が残っているということか?
 

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ぼく個人はフアンというほどではないが、大谷翔平選手の活躍は賞賛するに値すると思っている。

また、報じられるインタビューの受け答えにも好感が持てる。

が、ホームランそのものだけではなく、その飛距離打球速度を毎回報じる意味ってあるのだろうか。

さらには新婚の住まいといった私生活までをもテレビで放映するというのは、どう考えても異常。

 

 

他方では、自民党の裏金問題の報道は影を潜め、首相のポケットマネーのように使われる内閣官房機密費についてはほとんど報じられない。

政治には金がかるのだ」といった言葉が、いかにもそれが政治の世界の常識であるかのように独り歩きをしている。

そういえば、小池都知事の学歴詐称疑惑などはテレビや大手のマスコミではまったくというほど報じられていない。

 

いったいどちらのニュースがぼくたちの生活にとって重要なのだというのだろうか。

 

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(追記)

昨夜の残り物で昼食をとりながらテレビを見ていると「ワイドスクランブル」という番組が放送されていた。

ロシア・プーチン大統領ベラルーシ朝鮮国への訪問を解説する人が出ていた。

食べながら観ていると、その人の話は、

「~らしいですね」

「と、言われています」

「と、思われます」

「~のようです」

「~かもしれなません」

といった言葉が多用されていた(言葉使いそのものの記憶違いは多少含まれているかもしれない)。

 

その方の名前やどんな経歴や肩書を持っている方なのかもぼくは知らない。