ハンドメイド作家の確定申告について | 消しゴムはんことシャインカービング うえむらゆみこ

消しゴムはんことシャインカービング うえむらゆみこ

名古屋市出身。独学で彫刻を始め日本ブログ村消しゴムはんこランキングが1位になったことをきっかけに20本のテレビ番組に出演。
年間1500名以上の受講者に指導。毎年東京で個展を開催海外でも展示。日本の美術で受賞。英国王立美術家協会名誉会員。2024年スペインで展示。

過去記事です。


毎年すっごくたくさんのハンカーさんから

「確定申告どうしてますか?」

「消しゴムはんこの収益は申告をした方がいいですか?」

「講師をした際に源泉徴収された分が戻ってくるって本当ですか?」

などなどたくさんの質問をいただきます。

 

ハンドメイド作家の収益って最初は趣味のことが多いしどうしたらいいかわからないですよね。

質問していただけるのは頼られているということで本当に嬉しいのですが

 

今その質問メールや他の締め切りなどなどがたまっておりまして

返信が遅くなってしまっていて申し訳ないです。

おそらくこれからもっと確定申告についての質問が増えてくると思いますので

確定申告について書いた記事をコピーさせていただきます。

疑問に思っている作家さんはぜひ読んでみてくださいね。


2018227日 記

 

毎年この時期になるとたくさんのはんこ作家さんから確定申告についての質問を受けます。

作家のような職業って主婦の人や本業の職業があって趣味的にやっている人が多いかと思います。
おそらく一番心配なのは専業主婦の方ではんこの収入が増えてしまったら旦那様の扶養からはずれてしまうのではという点かと思います。
実際にこの質問が一番多いです。

結論から言いますとそこまではんこで稼ぐのはよっぽどのことです。
それよりも前に収入と支出と利益を明確にするのが一番大事だと思います。

ワークショップをやったらいただいた参加料の合計を何かにつけていますか。
イベントに出展したら、出展料や会場までの交通費、もちろん売上げなど書いてますでしょうか。
いくらかかったのかわからないというのが一番の問題かと思います。

とりあえず明確にするために現金でお金の授受をしたら領収書を書くとわかりやすいです。
100SHOPのものでいいので、一枚ものでなくて控えが残る複写タイプのものを。


「ゆみこ先生はどうやってますか?」
ってめっちゃたくさん聞かれるので私のやり方を書きます。


100均のノートを4冊用意します。
1年分ずつ確定申告するので11日~1231日までで区切ります。

ノート1  収入を書いていく
ノート2  収入の領収書を貼っていく
ノート3  支出を書いていく
ノート4  支出の請求書や領収書を貼っていく


ワークショップを開催した時などはその日の参加料領収書をまとめてホッチキスで止めてノート2に貼ります。
ノート1には手書きで金額を書きます。

会場代を支払っているのでノート4に払った領収書を貼ってノート3に会場代の金額を書きます。


その際に会場までの交通費も手書きでノート3に書きます。
スイカで払ったなら控えはないので書くだけで大丈夫です。

消しゴムなどの材料費は支払った日(振り込んだ日)にノートに書いて請求書などがあればノートに貼ります。


とにかく消しゴムはんこに関する事はすべて都度帳簿につけることが重要かと思います。

そして1年分を合計して収入から経費(支出)を引いて38万以上の利益があれば確定申告が必要となります。

たとえ38万円以下だったとしても帳簿を付ける義務はあるしどのくらいの利益があるのかわかるので講師や作家をやっている人は帳簿をつけた方がいいかと思います。
何よりも施設などから頼まれて講師をやった時には源泉で税金が引かれちゃってる場合が多いのでその分が戻ってきます!


ちなみに確定申告会場では相談会場で申告書を作ってもらいますがとても親切に教えてくれます。
その際に帳簿がなければ何ともならないためしっかり書いていくことが大切かと思います。
私はいつもこのノート(帳簿)を持って相談会場に行きます。

そして確定申告をすると、とてもスッキリします!
どうしたらいいのかなとモヤモヤして迷っているのならスッキリした方がいいと思います。


相談会場の待ち時間は長いけど待ち時間には図案を描けばいいし今年も無事に申告を終えることができてよかったです。