今日は、秩父近郊の久那橋周辺~江戸巡礼古道の久那みちをめぐります。
秩父には、2ケ月に一度ほどお邪魔していますが、その目的の一つは、自然とのふれあいです。
秩父は、中心部から電車で数駅移動するだけで、自然しかないエリアに行くことができます。
また、秩父はかつて鉱山があり、今でも荒川の河原等では様々な種類の鉱物を採集することができます。
出発の前に腹ごしらえです。
今日は、駅そばです。
秩父鉄道のお花畑駅そばにある「ハナユウ」さんに伺いました。
お花畑駅には、「秩父そば」という純粋立ち食いそばがあって、そちらも美味しいのですが、私は座れるし、冬季には柚子の薬味もあるので、「ハナユウ」派です。
立ち食いそばを基本としつつ、5人くらいは座れます。
てんぷらそば…なんと、400円です。出汁も蕎麦も美味しいです。
うどんも人気のようです。
秩父鉄道に乗って、2駅先の「浦山口」まで行きます。
秩父鉄道は、時間帯によっては、1時間に1本くらいしかないので、時刻表のチェックが必須です。
浦山口には、5分ほどで着きます。
無人ののどかな駅です。
1日の平均乗降客は100人以下です。
こちらの駅周辺にはコンビニもない(つぶれた)ので、食料等は持参で。
駅から1分ほどで、水汲み場がありました。「不動水」不動尊が祀られています。
秩父は、山に囲まれている河岸段丘のため、美味しい湧き水が数多くあります。
15分ほど歩いて、荒川の久那橋の少し上流の河原に来ました。
武甲山もきれいに見えてます。
歩いて渡れるところもありました!
こちらでは、黄鉄鉱が入った鉱物を初めて採取できました!感動です!!
秩父の巡礼札所の25番「久昌寺」へ
「御手判寺」とも言われています。
播州書写山の性空上人が、秩父巡拝の折、閻魔大王から贈られた石の手判を当寺に残したという伝説があるそうです。
観音堂は、江戸時代の建築。聖観音菩薩像がまつられています。
迫力のある「閻魔大王」も、格子窓を通して拝観できます。
伝説では、悪行を重ねた女性が一族に見放され、この地の岩屋に住み着き、女の子を出産。女の子は、母に似ず美しい心を持った女性で、成人してから亡くなった母の菩提を弔うために観音堂を建立したとのことです。
各札所には、夫々の伝説があるようです。
弁天池と本堂
弁天池の先には桜の木のある小高い場所があり、奥には山も見えて最高の景色でした。こんなところで花見したいなぁ。
この後、次の電車まで時間があったので、軽い気持ちで、巡礼古道を少し歩いて、隣の影森駅まで行こうとしたのですが…
観光的な道だから、舗装道路を歩くのかと思っていましたが、いきなり獣道のようなところへ。
なんと、イノシシの子供も見ました。
途中、風情のある集落もありました。
武甲山は常に見守ってくれている感じでした。
巡礼古道については、小さな案内があちこちにありますが、私がなんの予備知識もなく、順路と反対の道を進んだ(25番→24番)こともあって、分かりづらいところが数か所ありました。
その度に地元の方に丁寧に道を教えていただきました。
また、道中、眺めのいいところに休憩するようなベンチもありました。(今回は電車の時間もあってバタバタでしたが…)
少し歩いただけですが、これは江戸時代にはすごいエンターテイメントだったのだろうなぁと感動しました。
お寺はもちろん、そこに伝わる伝説、巡礼道を探しながら歩くアドベンチャー性、素晴らしい景色、地元の方とのふれあい…
次回からは、巡礼古道を少しづつでも歩いてみたいと思いました!
秩父に戻って、まずは、西武秩父駅隣接の「祭りの湯」で汗を流します。
NIPPONIAさんに泊まると無料入浴券がもらえます。
温泉ではありませんが、炭酸泉、露天風呂、サウナ等を楽しめます。
特に、高濃度炭酸泉はすごく効きそうな効能が書いてあります。
「炭酸ガスが1000ppm以上溶け込んでいるものを「高濃度」炭酸泉と呼ぶ。ドイツでは、天然の炭酸泉があり、特に高濃度炭酸泉は、伝統医療とされ、「心臓の湯」と言われている。」
BARTH程度では効果がないということでしょうか…
帰りのラビューまで時間があるので、軽く食事でもと思ったら、フードコート、角打ちコーナー、お土産コーナーも、18時半で終了。夕食を食べる方はいないということでしょうか。角打ちまで18時半終了とは理解しかねます。
仕方がないので、駅周辺をブラブラ。
西武秩父駅周辺はあまりお店は無いのですが、駅前ビルの2階に「駅前」というお店を発見しました。
なんとこちらも18時半終了とのことでしたが、特別に延長してくださいました。
アットホームな郷土料理のお店で、ちょっと個性的な80歳過ぎのおじいさまがやってるお店です。
お通し6品 どれも地元の素材を使った料理です。シイタケは巨大でした!
キノコ汁 と言うか、きのこ+汁少しという感じでした(笑)
岩魚 天然と養殖の食べ比べ (一匹はおじいさんの分です(笑))
天然物は小ぶりですが、身が引き締まって香ばしく、全く別物の魚でした。
イチローズモルトは秩父では定番です。
思いがけず、秩父らしいものをいただけました。
ごちそうさまでした。
今回も充実した秩父旅となりました。
次回は、5月に行く予定ですが、巡礼古道を巡ってみたいです。
また、お付き合いくださいね。