千本倖生氏講演
昨日グロービスで、イー・アクセス株式会社 とイー・モバイル株式会社 の創業者である、千本倖生氏の講演を聞いてきた。
そして、相当な刺激を受けてきた。いまだその熱冷めやらず。
千本氏はグローバルな視線から、日本を見て、日本のためにという理念で事業創造している。これは、氏がアメリカの大学院を出ているという影響だけではないように感じた。時代的な環境要因もあると思うのだ。
戦後の日本は今と違って市場規模が小さく、企業経営者が事業を拡大しようとすれば、世界に(特にアメリカに)目を向けざるを得なかった。そのような代表的な企業家が、松下幸之助、井深大、盛田昭夫、本田宗一郎である。千本氏は世代的にもこのような企業家と直接の面識もあり、大きな影響を受けているように感じた。
いまの日本では、既に国内の市場規模が大きいだけに、国内である程度成功すればそこそこお金持ちになれてしまう。そして、そこそこの成功の後に、派手に芸能人やモデルと遊びだすような若い経営者が少なくない。特に数年前のホリエモンの露出が多く、新興市場が盛り上がっていた頃には目立っていたように思う(この現象を千本氏は怒気を含んで憂いてた・・)。
この違いは、やはり経営者の目線だろうと思う。世界に目を向けているかどうかということだ。日本のGDPが世界第2位になるまでは、世界に目を向けざるを得なかったのであり、いまの豊かな国内市場を持つ日本人が世界に目を向けるようになるには、国内経験だけでは難しい。。だから、いまの日本の若い優秀な経営者の多くが、世界中から優秀な人材が集まってくる欧米のトップスクールで学んだ人が多いのであろう。
日本だけで生活していたのでは、グローバルな目線が得られない環境に、いまの日本はあるのであろう。いろいろと自分個人に照らしても考えさせられる、有意義な時間であった。
