剣と魔法のファンタジー 七話


勇者編



昔、父に言われたことがある

「お前はやれば出来る子だ!だがお前はまだ何もやっていない!」

こう叱られたことがあった

そんな時いつも俺はやってるけど出来ないんだよと口を尖らせていた






周りでバタバタと音を立てながら人が倒れていく

そして皆体のどこかに大きい氷の刃がささっている

死ぬのがこわい・・・

決心していた死だったがいざ死ぬとなると恐怖で体が動かなかった

体は動かなかったがなぜか勝手に口だけが動いていた

「おい!俺だ!お前がこの世界に召喚した・・・」

突如俺の目の前に氷の刃がふってきた

動かなかった体も氷の刃が俺に当たる直前になると動いてくれ紙一重で氷の刃を横にかわす

そして少しずつ間合いをつめる

さっきので説得は無駄だとわかっていながらも

口は勝手に動く

「なぁ話し合おうぜ!殺すだけじゃ何も解決しない!」

思ってもないことが口からでる本当怖くて死にたくないだけだ

氷の刃は次から次へと空から落ちてくる

すべて紙一重でかわし徐々に間合いをつめる

氷の刃が当たる直前になると体が勝手に動きかわしてくれる

剣を抜けば少女の首を切れる位置にまできた

頭の中に色々な考えが浮かぶ

少女は俺を殺そうとしてるから俺も少女殺していいという考えと

どんな状況であろうと人は殺しちゃいけないという考えだ

すぐに考えはまとまった



殺らなきゃこっちが殺られる



頭の中でシミュレーションしてみる

次の氷がきたらそれをよけ一気に間合いを詰め少女の首を落とす



いける

いまやらなきゃいつやるんだ!

そう思っていると突如父の言葉を思い出し

俺はやれば出来る子だと

自分を励まし続けながら

俺は次の氷の刃が来るのを待つ

突如空に氷の刃ができ、俺をめがけて落ちてきた

今だ!

そう心のなかでつぶやき

氷の刃をかわし

一気に間合いをつめ

少女の目の前にでた

そして剣を抜き

少女の首を落とそうとしたが

俺は剣を抜けなかった

そのかわり何をとち狂ったか

俺は・・・




少女の唇に自分の唇を重ねていた