みなさんこんばんは、

 

本日も幻想郷・霧雨魔法店内の聖書サロン、CLASS・M(クラス・エム)にお越しいただきまして、ありがとうございます♪

 

僕はこのサロンのマスターを務めております、幻想郷の白い伝道師、守宮聖人(もりみやまさと)です

魔理沙「よう! 今日も会いに来てくれてありがとな。

 

私は霧雨魔法店の店主、いつも元気な人間代表の魔法使い、霧雨魔理沙さんだぜ☆

 

さて霊夢、例の奴らは連れてきたか?」

 

霊夢「はいはい。

 

というわけで聖人、今日の新しいお客さんで、コンガラサリエルエリスシンギョクと、同じくシンギョク、そしてキクリよ」

 

みなさん初めまして、守宮聖人と申します。

 

コンガラ「うるしゅうない。

 

お主のことは魅魔からは聞かせてもらってるぞ」

 

エリス「でもまさか、あたしたちに聖書とイエスを教えようとするなんてね~」

 

シンギョク「ある意味、その度胸は褒めてあげてもいいわよ・・・?」

 

サリエル「ただ青年、そこの博麗の巫女から、私たちがどういう者かわかっているのか?」

 

もちろん、あなたがたはイエス様とお会いする前のパウロ・・・当時はサウロという名ですね。

 

つまりパウロがサウロの時のようにキリストに対して敵対の意を示す方たち・・・

 

ですがそんなあなたがたであっても、イエス様の偉大さをこの箇所でご理解できるのではと思っております。

 

シンギョク「おや、随分と自信がおありのようですね・・・?」

 

キクリ「では、そのあなたが聞かせたいというお話、聞かせていただけますか?」

 

かしこまりました。

 

今日の箇所は、コリント人への手紙第一15章20節から28節です。

 

『ほかにもふたりの犯罪人が、イエスとともに死刑にされるために、引かれて行った。

 

「どくろ」と呼ばれている所に来ると、そこで彼らは、イエスと犯罪人とを十字架につけた。犯罪人のひとりは右に、ひとりは左に。

 

そのとき、イエスはこう言われた。「父よ。彼らをお赦しください。彼らは、何をしているのか自分でわからないのです。」彼らは、くじを引いて、イエスの着物を分けた。

 

民衆はそばに立ってながめていた。指導者たちもあざ笑って言った。「あれは他人を救った。もし、神のキリストで、選ばれた者なら、自分を救ってみろ。」

 

兵士たちもイエスをあざけり、そばに寄って来て、酸いぶどう酒を差し出し、

 

「ユダヤ人の王なら、自分を救え。」と言った。

 

「これはユダヤ人の王。」と書いた札もイエスの頭上に掲げてあった。

 

十字架にかけられていた犯罪人のひとりはイエスに悪口を言い、「あなたはキリストではないか。自分と私たちを救え。」と言った。

 

ところが、もうひとりのほうが答えて、彼をたしなめて言った。「おまえは神をも恐れないのか。おまえも同じ刑罰を受けているではないか。

 

われわれは、自分のしたことの報いを受けているのだからあたりまえだ。だがこの方は、悪いことは何もしなかったのだ。」

 

そして言った。「イエスさま。あなたの御国の位にお着きになるときには、私を思い出してください。」

 

イエスは、彼に言われた。「まことに、あなたに告げます。あなたはきょう、わたしとともにパラダイスにいます。」

 

そのときすでに十二時ごろになっていたが、全地が暗くなって、三時まで続いた。

 

太陽は光を失っていた。また、神殿の幕は真二つに裂けた。

 

イエスは大声で叫んで、言われた。「父よ。わが霊を御手にゆだねます。」こう言って、息を引き取られた。

 

この出来事を見た百人隊長は、神をほめたたえ、「ほんとうに、この人は正しい方であった。」と言った。

 

また、この光景を見に集まっていた群衆もみな、こういういろいろの出来事を見たので、胸をたたいて悲しみながら帰った。

 

しかし、イエスの知人たちと、ガリラヤからイエスについて来ていた女たちとはみな、遠く離れて立ち、これらのことを見ていた。』ルカの福音書23章32節から49節より。

 

くるみ「・・・な・・・何だか随分とおぞましい話ね・・・」

 

はい、それもそのはず、今回の箇所はイエス様の受難、イエス様がもっとも残虐な処刑方法とも言われる、十字架による磔刑の刑に処されることが事細かく記されております。

 

エリー「ど・・・どうしてそんなことを事細かく書き記されてるのよ・・・?」

 

紫「そりゃあ、細かく書き記さなきゃダメでしょう・・・

 

この箇所は、一見残虐に見えるけど、イエス・キリストが私たちの罪や死の呪いを打ち砕いて、永遠の赦しと永遠のいのち、そして永遠の救いを勝ち取るために敢えてそれを受け入れたのだから・・・

 

そうよね、聖人?」

 

はい。

 

ではまずはこの十字架が何故もっとも残虐な処刑方法とも言われたかという理由『十字架の処刑方法で罪人が被る3つの苦痛』を学んでいきましょう。

 

1.肉体的苦痛

 

まずは肉体的苦痛です。

 

十字架は文字通り、十字状にクロスされた材木のうち、横の部分に両手を釘で打ち抜いて止めます。

 

魔理沙「なぁ聖人、よく考えたら普通に手足に釘を打っても肉が重みでちぎれて十字架に張り付いたままになるのはちと無理がないか・・・?」

 

はい、実は釘を打ち抜く前腕と下脚の骨脛骨(けいこつ)と腓骨(ひこつ)の2つで形成されていて間に空洞があります。

 

その空洞部分に釘を貫通させるため、上手いように十字架に固定できるようです。

 

夢月「思えば人間はよくこんなこと思い付きますよね・・・」

 

弦月「・・・

 

まぁ、こういうのを思いつくのはたいてい昔の権力者とかだから、権力者がいかにそれにしがみつこうとしているのかもわかるわね・・・」

 

十字架による磔刑で処刑される罪人の直接的な死因は手足を釘で貫通させられたり、槍でわき腹に刺傷を負わされたことによる失血死ではなく、窒息死であることがほとんどでして、

 

それはなぜかというと、十字架に付けられた罪人はくぎで打たれた手足の部分から宙づり状態になるのですが、本来人間が呼吸をする際は横隔膜を伸縮させるために身体を持ちあげなければならず、十字架に架けられた場合、くぎで打たれて悲鳴を上げるほどの痛みを覚えている手足に力を入れる必要があるため、困難な状態です。

 

さらに、イエス様は十字架に手足を釘で打ち抜かれる前に、鞭で何度も打たれており、さらにその鞭には尖った骨や金属片がびっしりと付いていることから、十字架に付けられる直前のイエス様がいかに無残な姿になっていたのかも実感せざるを得ません。

 

そして極めつけは炎天下、さらには次のポイントでも詳しく説明いたしますが、十字架刑に処される罪人は裸の状態です。

 

なので、暑さも普通の人よりも尋常に感じられやすかったことでしょう・・・

 

オレンジ「・・・ねぇ・・・

 

まだこれ以上の苦痛も十字架の処刑って込められてるの・・・」

 

はい・・・

 

・・・まぁ、皆さん少し精神的にどっと来られているようなので、続きはまた次回ご説明いたしましょう。

 

魔理沙「そうだな。

 

だからちょっと幻想郷に出てイースターの準備を一緒に手伝いに行って、本来は今回の苦痛によって一度は命を落とすが、その3日後に蘇ったことで処刑によって全ての罪の身代わりとなって、それを打ち砕きに行って、永遠のいのちと罪の赦しを勝ち取ったことをお祝いするのがイースターだ。

 

お祝いのお祭りらしく、楽しい部分もしっかり覚えていこうぜ」

 

キクリ「わかりましたわ。

 

では、明日もあなたたちのご説明、しっかりと聞かせてもらいますね。」

 

はい、よろしくお願いいたします。

 

Masato Morimiya