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みなさんこんばんは、本日も幻想郷・霧雨魔法店内のスピリチュアルサロン、CLASS・M(クラス・エム)にお越しくださいましてありがとうございます♪

 

僕はこのサロンのマスターを務めております、九次元の白い守護聖人、守宮聖人(もりみやまさと)です。

 

魔理沙「よう! 今日もみんなに会えてうれしいのぜ♪

 

私は霧雨魔法店の店主、いつも明るく元気な人間代表の星の魔法使い、霧雨魔理沙さんだぜ☆」

 

響子「聖人さん、久しぶりにお会いできてうれしいです♪」

 

いえいえ、今月はなかなか歌に関する解説ができなかったので今日は特別に土曜日にお呼びいたしました。

 

早苗「そうでしたか。

 

前回このメンバーでお集まりした時は、ワーシップソングをご紹介しましたから今回はヒット曲からのスピリチュアルを学んでいく日ですね?」

 

メルラン「『誰も見たことのないことが』は祈りがちゃんと聞かれていることとその大切さも学べて、ルナサ姉さんもリリカもすっかりレパートリーの一つになったよ♪」

 

それはうれしいですね♪

 

近日一緒に合わせて、人里で披露いたしましょう♪

 

小鈴「そうですね♪ 一人でも多く幻想郷の人に知っていただいてみんなで一緒に歌えばその力は大きくなりますからね♪」

 

響子「それなら私が幻想郷中に聞こえるように大きく歌って・・・」

 

ミスティア「響子、それはいいけれどちゃんと告知をしてからやったほうがいいわよ?」

 

文「それならぜひこの私、文々。新聞の射命丸にお任せください♪」

 

・・・あ・・・文・・・あなたいつの間に・・・

 

文「当り前じゃないですか! 最近私をなかなかお呼びしないのですから、私が自ら訪問させていただきましたよ!」

 

・・・申し訳ありません・・・

 

魔理沙「そんじゃそのお詫びに聖人の極秘情報を・・・」

 

勝手に決めつけないでください!

 

・・・とりあえず、今日はお詫びとして今日のメニューを文にもご提供いたしますね。

 

文「確か、ヒット曲や名曲を聖人さんなりのスピリチュアルポイントを解説するメニューでしたよね?」

 

八橋「そういことだよ新聞屋さん。 これを機に君もヒット曲を新聞で紹介してみたらどう?」

 

弁々「きっとあなたも音楽がもっと好きになると思うよ」

 

文「わかりました。 では是非取材させてください。」

 

かしこまりました。

 

ということで本日はこちら、

 

『東方スピリチュアル音楽館』

 

こちらは『この世界には生きる力、元気になれる歌がいっぱい!』というキーワードと共に、歌や音楽が大好きな僕なりに合唱曲やヒット曲をはじめとした様々な名曲を解説していくメニューです。

 

フラン「お兄ちゃん、今日は何の歌を紹介するの?」

 

はい。

 

明後日から3月を迎え、コロナ禍で式が行えない学校もあるかもしれませんが、卒業式のシーズンに突入します。

 

過ごしなれた学び舎と別れ、新たな道へと旅立つ大きなターニングポイントとなる卒業式にちなんだ歌は、今まで数多くの名曲が誕生してきています。

 

ということで今回は、とある学校教師によって作られた、卒業式の定番となる合唱曲をご紹介しましょう。

 

では早速、リリカ、あなたに今日ご紹介する曲のピアノ伴奏の楽譜をお渡しします。

 

今、弾くことはできそうですか?

 

リリカ「んー・・・ちょっと待ってね・・・?」

 

ルナサ「どれ、私もちょっと見てやるよ・・・

 

・・・

 

なるほど、リリカ、いけるか?」

 

リリカ「うん、大丈夫! でも、これは合唱曲だから、ソプラノとアルトのパートは誰かにやってもらうかい?」

 

そうですね・・・もしかしたら早苗は知っているのではないでしょうか・・・?

 

早苗「私ですか・・・?

 

・・・

 

ああ、はい! この曲ですね♪

 

これは確かに定番ですね♪ では私はソプラノを歌います♪」

 

ありがとうございます。

 

あとは・・・雷鼓はいけそうでしょうか・・・?

 

雷鼓「わ・・・私か!!?

 

・・・

 

・・・ああ、大丈夫そうだな。」

 

ありがとうございます。

 

では、この3人で今日ご紹介する曲を歌っていきましょう。

 

1991年、当時、埼玉県の中学校の教師をされていた校長先生と音楽の先生によって作られた合唱曲

 

『旅立ちの日に』

 

♪♪~

 

白い光の中に 山なみは萌えて

 

遥かな空の果てまでも 君は飛び立つ

 

限りなく青い空に 心ふるわせ

 

自由を駆ける鳥よ ふり返ることもせず

 

勇気を翼にこめて 希望の風にのり

 

このひろい大空に 夢をたくして

 

 

懐かしい友の声 ふとよみがえる

 

意味もないいさかいに 泣いたあのとき

 

心かよったうれしさに 抱き合った日よ

 

みんなすぎたけれど 思いで強く抱いて

 

勇気を翼にこめて 希望の風にのり

 

このひろい大空に 夢をたくして

 

 

いま、別れのとき

 

飛び立とう 未来信じて

 

弾む若い力信じて

 

このひろい このひろい 大空に

 

 

いま、別れのとき

 

飛び立とう 未来信じて

 

弾む若い力信じて

 

このひろい このひろい 大空に

 

~♪

 

 

小鈴「わぁ~♪

 

これからの道に進む勇気を持てるようになる素晴らしい歌ですね♪」

 

ありがとうございます。 早苗も雷鼓もご協力ありがとうございました。

 

早苗「はい♪ 私も外の世界にいたとき、学校の卒業式でこの歌を歌っていました♪」

 

雷鼓「私も歌ってみて、心が熱くなってきたよ ありがとうな」

 

文「でも、学校の先生が作られた曲なんですね。

 

この曲、どういった経緯で作られた曲なんですか?」

 

はい。 実はこの曲を作詞されたのは当時の学校に校長先生として赴任された小嶋登(こじまのぼる)さんという方でした。 

 

小嶋さんがその中学校に赴任してきた当時、学校は生徒同士のトラブルが多かったそうです

 

そんな学校の現状に危機を抱いた小嶋さんは学校を『歌声の響く明るい学校にしよう』と矯正させるべく、この歌を作曲された当時の音楽教員坂本浩美(さかもとひろみ)さんと一緒に合唱の練習に力を入れることになりました

 

魔理沙「なるほどな。 ちなみに生徒はどう思ったんだ?」

 

それが、最初はやはり荒れていた学校でしたので、生徒からの反発はありました

 

しかし、小嶋さんと坂本さんの粘り強い努力の結果、生徒も徐々に心を開いていき、歌う楽しさを覚え、明るい学校へと変わっていきました。

 

フラン「すごーい♪ お兄ちゃんも寺子屋でみんなが寺子屋に来るのが楽しくなるように頑張ってくれてるから、お兄ちゃんもこの校長先生たちみたいになれるといいね♪」

 

そうですね。

 

そして小嶋さんが校長先生として赴任してから3年目の2月、坂本さんは歌声の響く学校になったことの集大成として卒業する卒業生に向けた記念として、『この学校のオリジナルの曲を作りたいので、校長先生、歌詞を考えていただけますか』小嶋さんに相談をしました。

 

最初、小嶋さんは『私にそういうセンスはないよ』と断られていたそうですが、ある日、坂本さんの机の上には小嶋さんが書いた詩があり、坂本さんはその詩に感動され、そこから音楽室にこもり15分でメロディーを完成させたそうです。

 

ミスティア「そんなに早かったんですか!? すごいですね!」

 

そうですね。 僕もこんなふうに作曲もしてみたいです。

 

そして、出来上がった曲は3月に卒業される3年生向けたサプライズ曲として小嶋さんによって披露されます。

 

それと同時に小嶋さんは4月で定年退職を迎えるのでそれが唯一の発表でした。

 

1番の歌詞は、この歌が作られた中学校の風景から、その中学校を卒業する生徒の旅立ちが歌われています

 

学校は埼玉県の秩父市秩父の自然に囲まれた学校からそれぞれの道に向かって旅立つ卒業生にとっては大きなエールになったことでしょう。

 

弁々「本当ね。 こういったところだからこそ、旅立つときに見えた空もきれいだったでしょうね」

 

八橋「そうだね、姉さん」

 

そして2番は、この曲を作詞された小嶋さんが赴任してからこの曲を披露するまでの学校での思い出が歌われています。

 

荒れていた学校、些細なことでトラブルとなり、それに涙や悩みもあったことも音楽を通じてそれを乗り越えてきたことが大きな思い出となったことでしょう

 

そして、フィナーレはまだ若くこれからも長い人生が待っているけれど、いつまでも応援している小嶋さん・坂本さんをはじめとした教員から卒業生へのエールになったことでしょうね。

 

早苗「きっとこの歌をいただいた卒業生は今でもこの歌を忘れていないでしょうね。」

 

そうですね。

 

そして、この歌は発表されてからしばらくはこの学校だけの歌になっていましたが、近くの学校からこの曲の評判を聞き、そこから徐々に全国に知られるようになりました

 

魔理沙「まっ、こんなにいい歌があったら自分も歌ってみたいって思うもんな。

 

この曲が名曲になってよかったと思うぜ」

 

そうですね。

 

学校の雰囲気も変え、そして大きな思い出の曲となった歌は、まさにこれから新しい道を踏み出す人へのエール、元気になれる曲ではないでしょうか?

 

ぜひこの歌を歌うという方は、この曲を自分へのエールとして覚えて歌っていただけたらと思います

 

さて、みなさん。 本日の日記はいかがだったでしょうか?

 

魔理沙「この日記が勉強になったりおもしろかったと思ったら、是非、いいねとフォローをして『CLASS・M・ate(クラスメイト)』になってくれると嬉しいのぜ♪」

 

それではまた次回もお会いしましょう!

 

魔理沙「まったな~♪」

 

Masato Morimiya 使用立ち絵:はるか様・dairi様(https://seiga.nicovideo.jp/seiga/im3189645)(https://www.pixiv.net/users/4920496