守護神キムラのタルパ炸裂!
ミドリカワFC vs ナベヤキFCによる決勝戦も大詰め、
後半20分、ミドリカワディフェンダー痛恨のファールにより
ナベヤキFCにペナルティキックのチャンスが到来した。
〝さぁ、キッカーは大型フォワード、6年イシジマサトル君、
ミドリカワのゴールキーパーは4年キムラケンゴ君です、〟
昨年まで1年間にわたる父親の海外旅行に同行していたケンゴは
まだチームに入って間もない新入り4年生だった。
しかし、彼の秘めたる力を名将アガツマは見抜いていた。
〝おおお、これはスゴイ!
なんとキーパー キムラ君のて、て、て 手が
いや、腕でしょうか、何本もの腕が見えます! これは幻でしょうか!?〟
もちろん、幻である。
しかし、それはたんなる幻ではない。
旅先で身につけたチベットの秘術タルパであった。
場外の父親、キムラカズマがホットドッグを食べ終わるちょうどその時
大型フォワード イシジマがシュートを放った!!
●イラストレーター、米光マサヒコのサイトはコチラからどうぞ。
後半20分、ミドリカワディフェンダー痛恨のファールにより
ナベヤキFCにペナルティキックのチャンスが到来した。
〝さぁ、キッカーは大型フォワード、6年イシジマサトル君、
ミドリカワのゴールキーパーは4年キムラケンゴ君です、〟
昨年まで1年間にわたる父親の海外旅行に同行していたケンゴは
まだチームに入って間もない新入り4年生だった。
しかし、彼の秘めたる力を名将アガツマは見抜いていた。
〝おおお、これはスゴイ!
なんとキーパー キムラ君のて、て、て 手が
いや、腕でしょうか、何本もの腕が見えます! これは幻でしょうか!?〟
もちろん、幻である。
しかし、それはたんなる幻ではない。
旅先で身につけたチベットの秘術タルパであった。
場外の父親、キムラカズマがホットドッグを食べ終わるちょうどその時
大型フォワード イシジマがシュートを放った!!
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ホットドッグのキムラ。
はなむぐり市民スタジアムでは少年サッカー大会決勝の熱戦が繰り広げられている。
後半15分が過ぎ、一進一退の攻防が続く頃
スタジアムの外では、「ホットドッグ・キムラ」のキムラカズマが
暇を持て余していた。
ハーフタイム中の混雑ぶりもウソのように人影はまばらだ。
車内のAMラジオから流れる実況中継と、スタジアムから直接漏れてくる歓声が
不思議な臨場感を生んでいた。
〝おーーっと、ナベヤキのサイド、ネギ兄弟の突破に!
ミドリカワ思わずファール、これはナベヤキのPK!
決められるかフォワード、イシジマ君!〟
ホットドッグをほおばるキムラの手に力がこもる。
〝さぁ 止められるかミドリカワ、キーパー、キムラ君!〟
後半15分が過ぎ、一進一退の攻防が続く頃
スタジアムの外では、「ホットドッグ・キムラ」のキムラカズマが
暇を持て余していた。
ハーフタイム中の混雑ぶりもウソのように人影はまばらだ。
車内のAMラジオから流れる実況中継と、スタジアムから直接漏れてくる歓声が
不思議な臨場感を生んでいた。
〝おーーっと、ナベヤキのサイド、ネギ兄弟の突破に!
ミドリカワ思わずファール、これはナベヤキのPK!
決められるかフォワード、イシジマ君!〟
ホットドッグをほおばるキムラの手に力がこもる。
〝さぁ 止められるかミドリカワ、キーパー、キムラ君!〟
ハーフタイム。
はなむぐり市少年サッカー大会、ミドリカワFC対ナベヤキFCの一戦は
1対2とナベヤキFCがリードして、前半を終了。
ミドリカワFCの名将アガツマ・タツオはフォワードのヨコハシに奇策を授けた。
チームに広がる動揺、しかしアガツマは静かに話しかける。
「きみたちは、ぼくがおもっているより、もっとつよくなっているね。」
「さぁ、やってみよう、レッツトライ!」
「はいっ!!!!!」
自信を取り戻したミドリカワイレブンが後半戦のピッチに飛び出した。
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1対2とナベヤキFCがリードして、前半を終了。
ミドリカワFCの名将アガツマ・タツオはフォワードのヨコハシに奇策を授けた。
チームに広がる動揺、しかしアガツマは静かに話しかける。
「きみたちは、ぼくがおもっているより、もっとつよくなっているね。」
「さぁ、やってみよう、レッツトライ!」
「はいっ!!!!!」
自信を取り戻したミドリカワイレブンが後半戦のピッチに飛び出した。
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