京都のイラストレーター・米光マサヒコの一期一絵。 -3ページ目

守護神キムラのタルパ炸裂!

ミドリカワFC vs ナベヤキFCによる決勝戦も大詰め、
後半20分、ミドリカワディフェンダー痛恨のファールにより
ナベヤキFCにペナルティキックのチャンスが到来した。

〝さぁ、キッカーは大型フォワード、6年イシジマサトル君、
  ミドリカワのゴールキーパーは4年キムラケンゴ君です、〟

昨年まで1年間にわたる父親の海外旅行に同行していたケンゴは
まだチームに入って間もない新入り4年生だった。
しかし、彼の秘めたる力を名将アガツマは見抜いていた。

〝おおお、これはスゴイ!
なんとキーパー キムラ君のて、て、て 手が
いや、腕でしょうか、何本もの腕が見えます! これは幻でしょうか!?〟

もちろん、幻である。
しかし、それはたんなる幻ではない。
旅先で身につけたチベットの秘術タルパであった。

場外の父親、キムラカズマがホットドッグを食べ終わるちょうどその時
大型フォワード イシジマがシュートを放った!!


米光マサヒコの一期一絵。-キムラケンゴ

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ホットドッグのキムラ。

はなむぐり市民スタジアムでは少年サッカー大会決勝の熱戦が繰り広げられている。
後半15分が過ぎ、一進一退の攻防が続く頃
スタジアムの外では、「ホットドッグ・キムラ」のキムラカズマが
暇を持て余していた。
ハーフタイム中の混雑ぶりもウソのように人影はまばらだ。

車内のAMラジオから流れる実況中継と、スタジアムから直接漏れてくる歓声が
不思議な臨場感を生んでいた。

〝おーーっと、ナベヤキのサイド、ネギ兄弟の突破に!
ミドリカワ思わずファール、これはナベヤキのPK!
決められるかフォワード、イシジマ君!〟

ホットドッグをほおばるキムラの手に力がこもる。

〝さぁ 止められるかミドリカワ、キーパー、キムラ君!〟


米光マサヒコの一期一絵。-ホットドッグ



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俊足!ネギ・ツインズ。

ナベヤキFCゴールキーパーからのパスが
ゴール前、ネギ・ユウジに通った!

今年のナベヤキはここからが早い!
すかさず、右サイドを駆け上がるネギ・ユウイチにサイドチェンジ、
うろたえるミドリカワイレブンを一気に抜き去り、
黒いイナズマ、ネギツインズが牙をむく!

ミドリカワFC、最大のピンチ!!


米光マサヒコの一期一絵。-ネギツインズ



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ナベヤキの野人。

はなむぐり市少年サッカー大会、ミドリカワFC対ナベヤキFC
後半開始直後、ミドリカワのFWヨコハシマリエのロングシュートが炸裂!
しかし、ナベヤキFCゴールキーパーのファインプレーに阻まれ得点ならず。
通称ナベヤキの野人、小学5年生ソノダヒョーゴが立ちはだかる!

「来い!ヒョーゴ!!」

ナベヤキの両サイドバックが駆け上がる!!






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ハーフタイム。

はなむぐり市少年サッカー大会、ミドリカワFC対ナベヤキFCの一戦は
1対2とナベヤキFCがリードして、前半を終了。
ミドリカワFCの名将アガツマ・タツオはフォワードのヨコハシに奇策を授けた。
チームに広がる動揺、しかしアガツマは静かに話しかける。

「きみたちは、ぼくがおもっているより、もっとつよくなっているね。」

「さぁ、やってみよう、レッツトライ!」

「はいっ!!!!!」

自信を取り戻したミドリカワイレブンが後半戦のピッチに飛び出した。


ヨネマサの一期一絵。-アガツマタツオ
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ミドリカワの彗星。

名門ミドリカワFCのエースストライカー、ヨコハシ・マリエ。
小学2年生にもかかわらず、俊敏さとボディバランスが抜群。
5.6年生を差し置いて、堂々のキャプテンを務める。
日頃は甘えん坊な普通の女の子だが、スパイクを履き、グラウンドに入ると目つきが変わる。
はなむぐり市では知らない者はいない有名人である。


ヨネマサの一期一絵。-ヨコハシマリエ



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海洋写真家の休日。

深海カメラマン、ヨコハシ・ヒサシ 32才。
休日は妻の入れた珈琲を飲みながら
たまった新聞を流し読み。
最近は娘のマリコがジャマするので、ほとんど読めていない。
メガデスの写真と学会発表をきっかけに写真集や著書を出版。

夢のマイホームがグンと近づいた。


ヨネマサの一期一絵。-ヨコハシヒサシ



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深海カメラマン。

深海探査艇マックス・ジョージにメカニックとして乗船していた
ヨコハシ・ヒサシは水中作業の記録撮影時、偶然にもメガデスの撮影に成功してしまう。

以来、彼は深海カメラマンとして多くの貴重なシーンの撮影に成功。
13種類の新種生物を発見し、学会でも発表している。


ヨネマサの一期一絵。-深海カメラマン



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ハッピーニューイヤー。

年があけました。
去年の5月から始めたこのブログも安定軌道にのった感じです。
当初は一日1枚の落書きを続けるつもりが
今では、不定期ながらアドリブで描くキャラクターと、
その人物にまつわる人脈連鎖を続けています。
仕事ではあまり描かないようなコンセプトのものを描いたり
使わない技法を使っているので、
おかげでイラストのバリエーションが増えました。

今年も、ブラリブラリと描き進めてみたいと思います。




GGMニシイデ所長。

日本が世界に誇る海洋研究都市、焼津。
GGM海洋研究所は焼津の中枢機関として建設された
研究都市である。
所長のニシイデ・ヒロノブは深海探査邸マックス・ジョージに乗り込み、
新種の巨大サメ「メガデス」を発見したことで話題になった。
チーフダイバーのフォージ・カツナガは彼の良き理解者である。


ヨネマサの一期一絵。-ニシイデヒロノブ



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