2023.07.15-17
念願の槍ヶ岳北鎌尾根に
行って来ました
※
北鎌尾根は、一般ルートではありません。
避難する小屋も無いし
エスケープルートもありません。
安易に入山してはいけないルートです。
6時、上高地をスタート
雨が振ってます…
横尾を通過
いつかは登りたい屏風岩
登りたいじゃなく、登る
いつかはね
大曲に到着
ここからが本格的な登り
でも、既に結構な距離を歩いてるので
疲れてるんです…
ヘロヘロになりながら登る
水俣乗越に到着
ここまでは一般登山道でしたが
ここからは一般登山道を外れます
横尾を通過する時に
翌日も強風予報なので
水俣乗越で風が強ければ
計画を見直して下さいと山岳警備隊に
助言されてました
風はそれほど強くない
翌日は風が弱まる予報なので
北鎌尾根に向かう事にしました
ここの下りがかなり悪い
斜面を崩しながら
滑るように下りて行きます
少し下りたら
右側にマシなルートが有ります
目の前に翌日登る北鎌尾根
テント場の北鎌沢出合までが
遠い…
歩いても歩いてもつかん
ヘロヘロになりながら
北鎌沢出合に到着
体力に余力が有れば
北鎌のコルまで上がれば
翌日がかなり楽になるんだけど
登るのに約3時間掛かるので
当然ですが諦めました
2日目
先ずは北鎌沢をコルまで上がります
いくつか分岐が有りますが
コルを目掛けて登れば
戸惑う事は有りませんでした
途中で、行動分の水を調達
2時間半で北鎌のコルに到着
朝から中々疲れる
先ずは独標を目指します
独標までは明確な踏み跡有り
独標がガスの中から
何となく見えた時には
大きさにビビりました
あれを登るのね…
このギザギザした稜線
ヨダレが出ますね~
独標〜
多くの方は
右側にトラバースするルートを
進みます
今回、私が拘った1つが
独標は巻かずに直登
トラバースルートとは反対の
左側に回り込むと
直登ルートの取り付きが有ります
見るとテント泊装備を背負ってでは
中々厳しそう
お助けスリングが垂れてるけど
使いたくない
でも荷物が重く、思い切れない…
お助けスリングにセルフを取ったら
心の余裕が出来て
スリングを使わずに登れました
後続のメンバーの為に
ここでロープを出しました
直登ルートは高度感があります
直登ルートを登らないと見れない
独標の門
独標のピークに着いた時、
人が居て
『直登ですか?スゲ〜!』って
言ってもらえて
ちょっぴりいい気分
独標で話をしてたら
完全に写真を撮るのを忘れてて…
通過してから
振り返って撮影
白ザレ
遠目から見た時は
登るのが大変そうでしたが
取り付いてみると
手も足もしっかり有りました
ただ、
落石は注意しないといけないので
間隔を開けて順番に登りました
登山道の無いルートなので
何処が登りやすいのか
何処から行けるのか
ルーファイしながら進みます
写真では天気が良く見えるでしょうが
基本的にはガスってました
特に槍ヶ岳は1度も姿を現さず…
槍ヶ岳を見ながら
歩けると思ってたんですけどね…
突然、一瞬ですが
ガスが抜けて槍ヶ岳が現れました
見たかった4つの槍
大槍、子槍、孫槍、ひ孫槍
北鎌尾根からしか見れない槍ヶ岳の姿
これを見る為に来たようなものなので
見れてホントに良かった〜
撮ってもらってる間に
またガスが…
その後、
またガスに隠れてしまいました
常念、大天井方面はいい天気
いよいよ
ラスボスの槍ヶ岳を登ります
ただガスガスで
何処を目指せばいいのか
見えません…
仕方ないので、
登りやすそうな所を選んで
登って行きます
標高が高いので息が上がる…
3歩進んでは止まるの繰り返しです
見たかったプレート
目指したわけではないけど
下のチムニーに到着
中央突破しないといけないのに
私は左側に登ってしまった
お助けスリングを鷲掴みし
中央に移って登りました
上のチムニーを登る私
ここより少し右よりに登った方が
楽なようです
チムニーを過ぎると
穂先は直ぐそこ
北鎌から上がってくる〜って
拍手をしてもらえました
穂先に突き上げた瞬間を
撮ってくれてました
やったね〜
ヘロヘロだけど
念願の北鎌を歩けた事が嬉しい〜
山の神様に感謝
ガスガスなので
山頂からの景色は見れなかったけど
そんなのいいんです
ここから殺生ヒュッテに向けて
下ろうとするが
登山者が多く大渋滞でした
3日目の朝
殺生ヒュッテのテント場から見た風景
最高の天気です
夜は満天の星空で
天の川も見えてました
疲れてたので写真は撮ってませんが
この日は上高地まで下るだけなんだけど
これまた長いんですよ~
素晴らしい景色
この天気が昨日なら
間違いなくバテてたな…
ガスガスでもバテたけど…
後半は無言で黙々と歩きました〜
徳沢の手前でクマちゃんを見ましたよ~
ずっとこっちを見てました
そんなこんなで
上高地に到着〜
観光客で凄い人
バス停も凄い人でしたが
幸いあかんだな行のバスには
並ばずに乗れました