![宇宙の子マサのこころに木を植える活動日記](https://stat.ameba.jp/user_images/20130424/19/masa-universe/72/13/j/o0539035912512413913.jpg?caw=800)
*賀さんと僕。
そうだ!木を植えよう♪
タイトルにも書いていますが、
今日は僕の中でいま一番大切なメッセージを残しています。
日中関係が気になっている方も、
ぜひ中国にはこんな素晴らしい人たちがいるんだと言うことを知ってもらえたら、こころからうれしいです。
環境を具体的に良くして行きたいと思っている方もぜひ。
【本文】
今回中国で大きな気づきをもらったので、シェアしますね。
それは『地球が緑でいっぱいになっても、それで完結じゃない』ということでした。
植林に関していうと僕は、
人よりも、自然や生きもののためにやっていた部分がかなり大きかったんですが、
ある方との出会いで僕のなかでの理解が深まるものがありました。
それが『賀(ガー)さん』という方。
今回の植林では、僕たちが毎年植林をしている隣の地域の、
『バヤンノール』というところの沙漠で活動している、
賀さんの植林基地に訪問して、植林をしてきました。
その植林基地は、僕たちのような植林団体が数十人泊まれるような宿泊所やパオ、
食事ができる広いスペースなどがあり、
現地スタッフも5人ほど常駐して植林活動を行われています。
賀さんらはそこで『環境』『生態』『循環』の3つをテーマに、
これから本格的に進めていくところでした。
具体的には、沙漠でブドウやメロンなどを栽培する『沙(さ)産業』と『緑化(植林)』
それを行う、広大な範囲の沙漠を整備をするための重機など、
数千万~億のお金を自らの費用で行っている。
僕なんかはそうなんですが、
『純粋に地球を緑にしたい』というイメージが強いんですね。
だからそこに『人間の経済活動とかは関わってほしくない』という想いが強い。
経済が関わると自然が壊されたり、汚れて行ってしまうことが多い気がするから。
だから最初僕は賀さんが純粋に緑化だけではなくて、
沙漠で『沙産業(経済を生み出すこと)』を行うことに、ちょっとネガティブなイメージがあった。
でもそれは大きく言うと『日本人独特の考え』なのかも知れないと思ったんですね。
いろいろなことがあっても、やっぱり日本は豊かなんですよね。
行きたい場所へ行き、ほしいものが買える。
その環境があるから日本人はこうして『植林ツアー』など、
自分を満たすことだけじゃなくて、
『与える活動』にお金を使うことができるし、
その選択肢を選ぶことができるんだと思う。
でも中国では、
『緑いっぱいになっても、お腹はいっぱいにはならない』
という状況があるんですね。
これはすごい大事なとこですね。
だから中国で植林を進めるには、
『沙漠緑化』と『換金作物(出荷出来る作物を育てること)』
言い換えると、
『自然環境』と『経済』
このバランスを取りながら行っていくことが大切になってきます。
この2つのバランスを取ることで、
『木を植えても生活は豊かにならない』と、
関心を持てなかった現地の方と、
緑化も同時に進めていくことができるんですね。
沙漠化を止めて、緑を増やして行くには、僕たちだけではできません。
そこに住む人たちと、日常的に協力してやっていくことで、実現できることだと思います。
まさにそれを行っているのが『賀さん』だったんですね。
僕は賀さんとの出会いで、
『リアルに地球環境を良くして行く』
方法を教えてもらった気がします。
賀さんはもともと沙漠近くの町の出身で、
上海に住んでいた頃に生み出したお金で、
地元に戻り今の活動を行っています。
自分が得たお金を、
キラキラしたダイヤの時計や高級な車に使う人もいるなか、
『地球の環境を守っていくため』と、
結果もまだ見えない『未来』のために使う賀さん。
本当に素晴らしい方だなと思いました。
偉ぶらず、オーラも優しい。
僕たちに対しては、
『みなさんの天や地や自然を敬うこころが素晴らしいです。私たちが見習うべきところです。』
という言葉をくれました。
本当に素晴らしい出会いをいただきました。
このご縁を僕たちまで繋いでくださった、
僕たちの大先輩でもあり、旅行会社の会長の高橋さん、ありがとうございます!
今回、僕たちのツアーが植林団体では初めての滞在者でした。
新聞社にも取材をしていただきました。
これから僕たちは賀さんと共に活動を行っていく予定です。
次回のツアーは9月7日~12日の5泊6日の予定です。
なんと記念すべき『第10回 中国・内モンゴル植林ツアー』です!
まだ時間があるようで実質4ヶ月くらいなので、
ぜひいまから参加の計画を立ててくださいね!
宇宙の子マサより