数年前からビデオ録画の世界ではハードディスクレコーダープラスDVDレコーダーと言うのが広く使われていますが、私は未だに10年前に購入したs-vhsのテープを使っているのです。
音楽の録音にはカセットテープに見切りをつけ、MDやCDRを使っているので、テープの時代はそろそろ終わろうとしていることは十分認識しているのですが、
DVDレコーダーには未だ手賀出せない状態なのです。
私の友人の中にはテレビよりもラジオの方が好きな視覚障害者もいますが、他方、DVDの映画ソフトやテレビのドラマやロードショーの放映を楽しんでいる人も多いのです。にも係わらず、市販されているハードディスクレコーダーノ録画予約や操作のほとんどがテレビに表示されるメニューやアイコンなどを操作して行うように作られているので、画面を見られない視覚障害者には手賀出せないと言うのが現状のようです。
以前、ソニーやシャープなどから録画予約などを音声でガイドしてくれるビデオデッキが発売されたこともありましたが、それも昔の話になってしまいました。また、東芝から発売されている一部のハードディスクレコーダーにはネットワーク対応の機能が付いていて、パソコンノブラウザから操作できる機種が合って、この機能を使うことで、ブラウザの内容を音声で確認しながらある程度の操作ができたようですが、不要なファイルの削除や録画した番組の検索などは難しいと言う問題があって、なかなか使いこなすことができなかったようです。
現在のパソコンでは、ノート型でもテレビチューナーを内蔵し、テレビを見たりハードディスクへ録画することが簡単にできるようになっているのですが、
これらのソフトはほとんどスクリーンリーダーに対応していないようで、せっかくのTV機能も使いこなせないとは残念な話です。
今後デジタル放送が普及すれば、自宅から見たい番組をリクエストできる「ビデオオンデマンド」や番組に関するデータを同時に送る「データ放送」と言うのが普及すると思うのですが、
視覚障害者もこのような便利な機能を使えるような工夫をメーカーに希望します。
テレビやリモコン事態に音声ガイドや点字表示を組み込む場合、コストがかさみ、なかなか利益に結びつかないとは思うのですが、高齢化社会が進めば需要は増えると思いますし、
パソコンのスクリーンリーダーが活用できれば、これを活用することで、開発コストは削減できると思います。
IPv6で全ての家電がネットに繋がることも現実になりつつある昨今、AV機器のネットワーク対応とアプリケーションの音声ソフトへの対応を実現していただけることを願っています。