乙女怪獣キャラメリゼ を見たので感想
この作品はコミックスが原作のラブコメ作品です。
主人公は感情が高ぶると体の一部が怪獣になってしまう体質の女子高生。そんな彼女が学校一のイケメンのクラスメイトに恋をしてしまって……
と、いうあらすじの一見すると異色なラブコメディーとなりますが、ラブコメ部分は非常に王道なストーリー構成となっております。そして、この作品ならではの怪獣要素。この部分に関してはストーリーが進むに連れどんどん深掘りがされていくような構成となっています。
アニメ版ストーリーは全12話でハッピーエンド完結となっています。
物語全体のエピソードはラブコメの構成となっており、出会いからデートなどのエピーソードが有り、芸能界入りからの疎遠化、恋のライバルの出現、いったん破局、からのハッピーエンドをしっかりと踏襲しており、少女漫画およびこれを原作とするアニメ、ドラマでも長く使われている非常に安定した物語構成であります。
これは使い古された手法であるため、実際のところ類似の作品群は多くの追加要素を入れて面白さを出していますが、この作品はコンプレックうとどう向き合うかと言うテーマと、そのコンプレックスである怪獣という要素を比喩ではなく本当に変わってしまうという点でかなりパンチの聞いた作風となっており、非常に新しく、魅力的に感じました。
この怪獣要素は怪獣映画へのリスペクトがかなり強くでており、その立ち姿や登場の仕方、物語後半のライバルの怪獣の出現とその戦闘シーンはまるで本当に怪獣映画を見ているかのような迫力と高揚感のある出来で非常に満足でした。
怪獣映画ではヒロイン枠が設けられている場合が多いですが、本作ではイケメンクラスメイトが抜擢されており、あべこべ感もこの作品を面白くしている要素ではないかと感じます。
キャラクターに関しても、ラブコメでは王道な応援してくれるクラスメイトやいったん破局のきっかけとなる人物達が登場しますが、どちらかというとギャグ寄りなキャラクターとなっています。
また、コンプレックスと向き合うという点での描写としてモノローグでの台詞回しも多く、境遇はともかくとして、主人公の感情を直に感じることによる共感性の高さも感じることが出来ました。
全体的にはラブコメ、ギャグ、怪獣のバランスがとてもよい作品であり、それぞれの要素を手を抜かずに作っていることがわかるため、とても好感が持てる作品だと感じました。
どの一瞬を切り取っても確実に面白い作品であると言えますので、機会があればぜひ視聴してほしいです。
結構大きめのフラグが残ってますので2期も有るといいなぁと思える作品でした