みんなのテーマ 「今、又やってみたいと思うファミコンのカセットってなんですか?」 | 雅 げぇむにっき

みんなのテーマ 「今、又やってみたいと思うファミコンのカセットってなんですか?」

「みんなのテーマ」で、そのままズバリなテーマがありました。

これはスルーするわけにはいかないでしょう。


本体(互換機ですが)もカセットも健在で、ファミコンをやろうと思えばいつでもプレイできる環境にあるので、「今、またやってみたい」というテーマの趣旨とは少し違う気もしますが・・・


またやってみたいファミコンソフト、それは「ドラゴンクエストIV 導かれし者たち」です。


売り上げ本数や人気面では、前作の「III」に及ばない面もありますが、中身は負けていないと思っています。


何がいいって、シナリオがいい。

1章から4章まで、バラバラだった「導かれし者たち」が5章で勇者の下に集う。

悲劇の魔王、デスピサロ。

そのデスピサロを倒し、故郷に戻った勇者・・・しかし。


何がいいって、音楽がいい。

「戦闘 ~生か死か~」「ジプシーの旅」「ジプシー・ダンス」「馬車のマーチ」「コロシアム」

この5曲は、全ドラクエシリーズの中でも屈指の名曲だと思います。

交響曲版とか、PSリメイク版の音楽は、ファミコン版の良さが全て消えています。

特に「戦闘 ~生か死か~」「ジプシーの旅」に関しては全くの別物です。

すぎやまこういちさん、ファミコンにはファミコンの良さがあるんですよ。


何がいいって、キャラクターがいい。

FFの「VI」以降のような、いわゆるキャラゲーは嫌いなんですが、これは違います。

恋だの愛だの、そんな浮ついたもので繋がっているのではなく、運命なんです。

勇者、戦士、神官、魔法使い、ここまでは普通のRPGでもよくあります。

これに姫、武器屋、踊り子、占い師が入ってくるんだから、普通じゃないです。

もっとも、この組み合わせも今となっては特に違和感はないですが、ドラゴンクエストIVが発売された当時、世の中にはRPG自体がそれほどなく、あっても王道ものばかりだった時代ですから、それを考えればこの作品の「特殊性」がよく分かるんじゃないでしょうか。


書いてたらやりたくなってきたぞ。

もちろんPS版じゃなく、ファミコンで。

ぼうけんのしょの消失に気をつけながら。