皆様、こんにちは。

光陰矢の如し、、、

大変です、大変です、一年の半分が終わってしまいました。


2024年になって、私の肌感覚としてはまだ3ヶ月程しか

経っていないように感じるのですが。


きっと上半期と同じようなスピードで、

いや、もしかしたらそれより早く

下半期も過ぎていくのだろうな…と思うと

かるーく焦りを感じます。


この焦りの正体は何なんでしょうか、、、、、、、、、。



   ********      



古くからの諺に

『夢枕に立つ』という表現があります。

何かを伝える為に、故人が遺族の寝ている枕そばに現れる、、、


多くの古の人々が、そのような体験をしてきたからこそ

このような諺が残っているわけで。

という事は、故人に会いたい遺族と、遺族に何かを伝えたい故人

此方と彼方、繋ぐのは唯一、夢のひととき、、、


本当に夢の中では、

このような不思議な事が起きているのかも知れない、、、と

想像したりしてしまう時があります。


もともとあまり夢を見る事が多くない私。

見ていない訳ではなく、起きた時に覚えていないだけかも知れませんが。

起きた後にも、くっきり鮮やかに覚えている夢なんて、

一年に数回、あるかないか、、、くらいの事でした。


当然、皆さんと同じで

夫が亡くなった後、現実の世界ではもう二度と会えないのだから

せめて、寝ている時、夢の中で会いたい。

できれば、少し会話もして、色々聞いたり相談したい事もある。


だから、お願い、夢の中には出てきてちょうだい…

と切望いや、渇望していました、以前は。


ですが、もともとあまり夢を見ない体質、

死別後1ヶ月、2ヶ月、と経っても全く夢枕に立ってはくれませんでした。


そんな頃、ある朝息子が言いました。

「母ちゃん、おいら昨日父ちゃんが夢に出て来た。

 2人でお遍路さんみたいな格好をして山道歩く夢。

 でも、父ちゃんとおいら、一言も会話しなかった。」


そんな話を聞いて、羨ましいな〜、私もやっぱり夫の夢、

夢でいいから見たいな〜と。

その頃、生命保険金の手続きで、保険屋さんのNさんが

たびたび家に来ていました。


このNさん、夫の知り合いで、時々飲み友達で、

そして10年ほど前に、バイク事故で甥っ子を亡くすという経験をお持ちの方でした。


Nさんは、常々「人は亡くなった人の何から忘れていくかというと、声からなんです。

声から忘れていくんですよ。」と言っていました。


「甥っ子が亡くなって、その母親である姉の事をずっと見て来ましたが

 3年。3年はとりあえず苦しそうでした。

 なので、シャンプーさん3年は、まず堪えて下さい。

 頑張って下さい。 3年過ぎたらすこーしだけ楽になりますから。」

などと、会うたび具体的なアドバイスをくれました。


そのNさんに聞きました。

「子供の夢には時々、夫が出てくるらしいけど、

 私は一度も見てないの。

 死別後、一度も夫が夢に出てこないの。

 どうしてなのかしらね、夢でまで嫁に叱られるーと思って

 避けられているのかしら。」


すると、Nさんは、

「聞いた話ですけどね、死別後、日の浅い時は特に、

 近しい家族の所に出てこないって言いますよ。

 なぜなら、後追いしたりとか、さらに故人との会いたさが募って

 現実を生きられなくなるから。」


「夢に登場しても、遺族が大きく心を振り回される事がなくなってからじゃないと

 故人はなかなか夢に出てこない、、、って。」


私にとって死別後アドバイザー的な存在だったNさんが言うには、

とても心の距離が近い人、

関係性の濃い人の所には、

亡くなった人の方が自主規制をかけて夢に登場しないようにしてると。


その後、何かの雑誌でも同じような事を詠み齧り

『そう言うものなのかなぁ…』と。


人が睡眠中の脳の働きは、まだまだ解明されておらず、

そこに、スピリチュアルな要素が加わると

もう何が何だか…という感じになるので、

これ以上の深掘りは避けますが。


死別から今日まで5年と8ヶ月の間に、

私の夢に夫が登場して、且つ私が覚えているのは

3〜4回だけ。


場所は自宅だったり、テーマパークのような観光地だったり。

いつも共通しているのは、夫は夢の中で声を発しない。

ひどい時は、夫という設定だけで、顔が見えない。


それでも、目覚めた時に微かに残る

大切な人と会えた感触。

束の間、交流できた心の震え。


近いうちに、また出てきて…と願う気持ち。


私の夢に最後に夫が登場したのは、

今から2年ほど前のこと。


その時は、くっきりはっきり、カラーの夢で

夫の顔もハッキリと見えました。


一番似合うお気に入りのスーツを着て、

これから出勤とばかりに、ダイニングテーブルの夫の席に座って

私に向かって、最高の笑顔、満面の笑みで笑いかけている。


一言も声を発しないけれど、

不思議と彼の心の声が聞こえた気がしたのです。

『これからは、少し遠くへ行くよ。 でも大丈夫。

 ずっと見てるから。』




本当なんです。


本当に、そんな夢を見た。


こんな美しすぎる、小説みたいな夢、嘘でしょう?と思うかも知れない。


たしかに、都合よく私の脳内細胞が紡いだ幻かも知れない。

私の強い願望が、強引に創り出した幻なのかも知れない。


でも、目覚めたあとに

とても温かい感触が残り、

少しさみしいけれど、安らかな気持ちになったのを覚えています。


あゝ、今までは気づかなかったけれど、近くに居てくれたのかな。

そして、ついに、天国へ、上へ昇るそんな日が来たのかな。


節目とか、ケジメとかを妙に大事にする夫だったから、

ちゃんと顔を見せに来てくれたのかな、、、なんて考えたりして。



私の大切な夢の記憶



それから、夫の夢は一度も見ていません。





でもきっと、天国から応援してくれている。





素敵な写真でしょう?

まるで夢の中のような。

まるで、北欧の湖畔の風景みたいに見えませんか?


先日行った、命の充電プチトリップのお宿の窓からのワンショット。

ここがどこか、わかる人にはわかるかな?笑


ヒント(笑)




お土産屋さんで、妙に惹かれる置物を見つけました。

次の私のアイコンにしようかと思うくらいのインパクト。

やめた方がいいかなぁ〜笑笑







にほんブログ村 家族ブログ 死別へ
にほんブログ村