皆様、こんにちは。

今日のタイトルは、小学生の作文コンクールみたい笑

本当は『シャンプーの妄想』にした方がいいかも。


先日、息子と久しぶりに電話で話しました。

いよいよ就活の前哨戦、インターンシップのエントリーが始まると。

研究室の先輩方の話を聞きつつ、色々考えているけど、

希望はやっぱり地元ではなく、東京だと。


正直なことを言うと、私の心の中に、

小さな、いや、なかなかの大きさの『さざなみ』が立っています。


覚悟してるって、このブログでも何度も書きましたが

いざ、本当に息子もここに戻る事はなく

遠い所に独立してしまう、、、かもと思うと


私の覚悟は、甘いものなんだ、、と思い知らされます。


物理的には、これまでも『ひとりで暮らして』きたけれど

いつかは進学で県外に出ていた息子が戻ってくるかも知れない

期待値のある一人暮らしでした。


でも、これからはそうじゃない。


本当の意味の『ひとり暮らし』


どっちみち、子供達が結婚する時には、その手を離さなくてはならない

それを少し早くするだけ。


がんばれ私。



今までだって、色んなことに慣れてきた。

このくらいの淋しさ心細さ、きっとすぐ慣れる。

そう、自分に言い聞かせています。


こんな時、

自分のメンタルが下降気味の時、

私はある妄想をするようになりました。


  ********            



以前、夫が存命だった時、夏休みには毎年

家族4人で沖縄に家族旅行に行くのが恒例行事になっていました。


高校生や大学生になっても、行き先が沖縄だと

子供達も喜んで付いて来ました。


最初の頃は、私が旅のリーダーで、だいたい五日間の行程の

計画を立てていたのですが、

途中からは、夫の方が下調べをして、行程表を作ったりして

そう言うのを楽しむようになりました。


もう7,8年前のこと。


石垣島に行った時のこと。

水着で海で遊んだ後に、そのままの姿でランチができそうな

お庭のキレイなお店を見つけた、、と夫が言って

4人で海遊びのあと、行ってみました。


ご夫婦が2人で営む、小さなカフェ。

その店のママのお手製のマンゴージュースが、とても美味しかった。

(シャンプーのラインのアイコンは、その時のマンゴージュースの写真です笑)


他にお客はおらず、

お店のマスターとママ、そして私達家族で暫しおしゃべり。


聞けば、そのオーナー夫婦は関東のご出身で、

脱サラして、夫婦2人で大好きな沖縄に移り住んだとのこと。


カフェの経営をしながら、他にも色々内職をしながら、

2人でのんびり暮らしていると。

そして、時々は本土の方にも帰省したり遊びに行ったりしていると。


人懐っこいご夫婦で、色々サービスしてくれて

お土産まで下さいました。


キレイにお手入れされた芝生のガーデン


午後の風に、微かに揺れるハイビスカス


ゆったりと流れる、気怠い午後の時間



すっかり虜になった私達は

「リタイアしたら、こういう生き方も有りだね、いいね〜」

なんて夫と、時々話したことを思い出します。




夫が天国に逝ってしまって。

ふと、石垣島で出会ったご夫婦のことを思い出した時

自分にはもう絶対に訪れない選択肢に、愕然としてしまって。

大号泣しました。


夫が生きていたって、実現しなかったかも知れない。

色んなしがらみに縛られて、愛知のこの家に暮らしていたかも知れない。


でも、夫婦2人で妄想した沖縄に移り住んで、ひっそりささやかな暮らしを楽しみながら

子や孫の来訪を楽しみに待つ暮らしをしていたかも知れない。


そう考えると、辛すぎて、ずっとずっとその記憶に蓋をしていました。


思い出すと泣けてくるような、辛い妄想なんて、消えて無くなれーーって。




ところが、一年ほど前から、

私のメンタルが少し元気になるのに合わせるかのように、

再び、その妄想を楽しめるようになったのです。


夫婦2人じゃなくても、私ひとりでも、『移住』

できるんじゃない?って。


夫婦揃ってなくては不可能、、というのは私の勝手な決め付けで

私ひとりでも、本当に私が望めば、できるんじゃない?って。


考え方のブロックを外すと

私の思考の中の妄想計画がまた楽しくて。


暮らすのはやっぱり海のそば。

サンセットがとてもキレイなところ。

土いじりに強い憧れがあるシャンプーは、家のそばに手に入れた畑で

マンゴーを育てるの。

道の駅で、『私が育てました...生産者・シャンプーさん』て書いた袋に

入れて販売できるのが、最終目標。


そして、実は素潜りが大好きな私。

(一応籍だけ置いてた高校時代、水泳部でブレスト(平泳ぎ)で北信越大会予選を

 通過したんですよ笑。本大会では惨敗でしたが。)

なので、あちこちのポイントに素潜りに出掛ける日々。


で、台風が来たら、家に籠って、島通信ということで

ブログを書く日々。


あと、もう一つ。

移住が叶ったら、やってみたいことがあるのです。

私と同じ、死別の辛い体験をした人達を癒す一助になるんじゃないかなーっていう

あること。

これは、具体的には、本当に実現の運びになるまで秘密だけど。www



ほらね、こうして妄想の深掘りをしていると

ワクワクして、少し元気になってくる。


一人暮らしになるという事は、さみしいけど自由になるってこと。


私は、今の時代の60代は、まだまだとても元気だと思ってる。

50代の前半を夫を亡くして、泣き暮らした分、それを取り戻すかのように

50代後半と60代は、笑って生きたいと、本気で思ってる。


とりあえず、夢を見ながら、

妄想を温めながら、

家族の行末を見守りながら、

自分の身の処し方を、ゆっくり考えよう…と思っています。

(今度、占い師さんにも相談してみよう笑)



今日は、私の妄想話に最後までお付き合い下さり

ありがとうございました。


とりあえず、今日はこれから、猫の額ほどもない小さな庭の大改造をやってきますね。笑







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