皆様、こんばんは。

週末、金曜の夕刻から先程まで息子のアパート住み替えの引越しの

お手伝いに行って来ました。

以前、ブログにも書いたかと思うのですが、

この春、大学の入学と同時に4年間住んだ大学傍のアパートを引き払い、

院進学のタイミングに合わせて、駅近のアパートに住み替える事になった息子。


引越しの手伝いと、アパート退去時の立ち会いの為、

約一年振りに、隣県の息子の所に行きました。


ダイアリーを遡ってみると、最後に息子のアパートに行ったのは

2023年の4月で、約一年前。

そして、2020年の入居以来、私が引越し諸々で往き来したのを入れても

だったの8回しか行ってない事が判明、、、。


4年間で8回と言うことは、年に2回。

うーん、、、そんなものか。

そんなに遠くない隣県だから、本当はもっと遊びに行って

宿代わりにしようと思っていたのに、

やっぱり、母親に頻繁に来られるよりも、

友達や彼女と遊んでいたいものね、

息子も私を呼びたがらないし、私も取り立てて行かない。笑 


いや、私は不意に寂しさを感じた時などに

ふと、息子の所でも行きたいな、、、と言う気持ちを

いやいや、行ったとて、息子が可哀想だわ、、と

ヤセ我慢してしまう、いじらしい母親。


そう、シャンプーは、健気でいじらしい母親なのです。笑


そして、今回、引越しに伴う彼からのリクエストに

いそいそと、金・土・日の仕事休みの三連休を利用して

お手伝いに行って参りました。


午前中に所用諸々を済ませて、

珍しく、昼ヨガのレッスンを受けて、夕方ゆっくりと出発。


夕刻5時過ぎに到着。

風呂掃除をしていた息子が、満面の笑みでお出迎え。

「母ちゃん、お疲れ。 一応段ボール買っといた。」

と言いながら、私に段ボール箱を見せる息子。



「え? 一箱だけ?」

「うん。」


いやいや、いくら学生の一人暮らしの引越しとは言え、

段ボール一箱では、話にならんでしょ。


ホームセンターに、段ボールを買いに行く所から、、です。

ふ〜〜〜、、、

しっかりして来たとは言え、やっぱりまだまだお子ちゃまね。



そして、そんな遅い時間から、ゴソゴソ荷造り。

でも、2人でやればあっという間。

大型家具や洋服を除く、小物類は、

中程度の大きさの段ボール箱6箱に収まりました。



そして、遅めの晩御飯。

アパート近くのいつものお店へ。


台湾人のオーナーの中華料理屋さんです。


台湾風焼そばに、油淋鶏定食、


そして、これは、パリパリエビマヨ。

エビマヨに見えませんね、面白いでしょ。

夜遅いので、水ギョーザも食べたかったけど我慢しました。


ご飯を食べながら、息子と色んな話をしました。



大学に入って、一番最初にこの店に母ちゃんと2人で来たよね。

4年前のちょうど今頃だったよね、

母ちゃん、あの時まだ心がフラフラで、すごく寂しそうで、辛そうだった。

おいら(←息子は、私と娘の前でだけ、自分の事をオイラって言います笑)

めっちゃ申し訳なくて、罪悪感だったもん。


(息子は前期試験で地元の国立大に滑ってしまい、

 夫を亡くしたばかりで悲嘆に暮れる母親を残して、

 家を出る羽目になった事を今でも、不甲斐なく

 申し訳なかったと思っているらしいのです。)


そんで、そんなフラフラの状態で、

アパート探しから、家具家電、インテリアの準備から、何から何まで

ほんと、ありがとね。

「ああ〜〜〜、母ちゃんひとりぼっちになっちゃう〜 どうしよう〜」

とか言いながら、半泣きになりながら、色々動いてくれて。

オイラ、感謝してるよ。

ほんと。

まじで。



夜遅くの、大衆中華料理店で

不意に、息子にそんなことを言われて、

不覚にも、涙ぐむ私。

またしても、公衆の面前で、涙がどばーーー。

子供って、見てないようで、ちゃんと見てますね。



実は、今回アパートで荷造りしている段階から、私は泣きそうでした。



これ、あの店で買ったな

これは、息子と何軒も回ってやっと見つけた品物だったな

あの時、私はまだこんな気持ちだったな

息子の新生活の準備をする喜びよりも、圧倒的に心細さの方が強くて

心ここに在らず、、、の状態だったな


必死で泣きそうになるのを堪えて

気丈な母親のふりをして

(でも、それは子供にバレバレだったけど)

ほんとはまだ、立ってるのがやっとだったのに、

頑張ってたな。

頑張ってたな、私。



「お母さんを1人にしないで。

お父さんが居なくなったのに、あなたまで離れて行かないで。

あの自宅を空き家にして、留学中の娘の事も放っておいて、

お母さんも、あなたと一緒にこっちで暮らしたい、、、」

そんなことを言いたくなる衝動を抑えて

私、よく頑張った。



息子に突然、感謝の言葉を告げられたのも嬉しかったけど、


恥ずかしながら、なんて言うか、、、、、

自分でも、当時の自分が、よく頑張ったな、、、って

自分で自分を褒めてあげたい気持ちになったのです。


私って、なんて健気な母親だったんだって。

偉いぞ、私。

頑張ったぞ、シャンプーって。


息子のアパートの引越しくらいで、

まさか、こんなにも記憶が甦って来るとは思ってもみませんでした。


夫を亡くして1年と5ヶ月後の、当時の私。

その時の心境が、こんなに鮮やかに甦るとは、

まさしく、想定外でした。


そして、少し喜ばしかったのは、

その甦る記憶、思い出が、

ただ辛いだけではなく、


少し甘酸っぱいような、

何と表現したらいいものか、


辛く苦しい記憶の回想、、、だけではなくて

それを乗り越えられた自信、、、のような


あの時は、辛くて辛くてしょうがなかったけれど、

今は、多少の余裕を持って振り返る事ができるようになった

喜びというか。


当時は、悲しい気持ちに絶対に変化は無い!

と頑なに思っていたけれど、

やはり、少しずつ少しずつ、明るい方向に変化は生じていくんだなと

4年ぶりの甦る記憶と対峙して、

私はそんな風に体感したのでした。




長くなったので、次に続きます。










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