こんばんは。 いつもは自宅のリビングから投稿しているのですが、今日は実家の布団の上からの投稿です。

やっぱり、実家いいですね。80越えの高齢の両親しか住んでいませんが、今回は私一人の帰省なので

50を過ぎたいいおばさんですが、わがまま言って、まるで10代の娘のように甘えています。

なんていうか…、いつも自宅にひとりの時は緊張感があるのに、

実家では、ダラ〜〜っとできる感じ。 精神的に弛緩できる感じ。

やっぱり私みたいな、へなちょこメンタルの持ち主は、夫が亡くなったタイミングで、実家に帰るべきだったのかな

って思ってしまいます。 そうすれば、こんなに長く死別悲嘆を引き摺らなかったかな… それとも

それはあまり関係なかったのかな… とか色々考えてしまいます。

その辺の、実家や親との色々は、またいずれ書きたいと思っています。


さてさて、連休明けの月曜日、新しい私の相棒のコンパクトSUVで向かった先は…

愛知県の私の自宅から、高速で約260キロ離れたこちら!


わかります? 旅行やお仕事で行かれた方も多いと思いますが、これは金沢の玄関口

金沢駅の鼓門です。

そうなんです、私の故郷は石川県の金沢市。

つい先日、能登地方で大きな地震がありましたね。

金沢は加賀寄りなので、被害はさほどなかったようですが、今朝も朝5時台に余震が2度程ありました不安


帰省の目的の事務用を役所にてサクッと済ませたあとは、夫の眠るお墓へ。

夫の生まれ育った町、新婚当初まだ二人だった時によく通ったスーパー銭湯や、焼肉屋さん、

車窓から見えた懐かしい風景に、思わず涙が。

不意打ちを喰らってしまった。 ひとりだったのも手伝って盛大に泣きながらのドライブ。


初めての一人でのお墓参り。 大きな声で般若心境を唱えて、そのあとゆっくりお喋りしました。

夫が眠るお墓の高台からの、景色。田んぼの向こうは日本海です。



波打ち際を車で走れる有名な海岸。ひとりで行って撮影もしてきましたよー

ビビリの私がすごい! やればできる!笑


今回の帰省のもう一つの目的は、もうすぐ母の日なので、プレゼントを届けること。

離れて住む親に、花とかお菓子を贈っていつも適当に済ませていたので今回は頑張りました爆笑



フレンチのコースランチをご馳走して、プレゼントはこちら


マリメッコのトートバッグ。80歳の母には派手かなぁと思ったけど、

フランスの白髪のマダムがマルシェにお買い物に行く時に持ってそうでしょ?

高齢のご婦人こそ、綺麗な色を持たなくちゃウインク

この年齢になり、ようやく、こういう事ができる相手が居てくれて良かった、、、と思うようになりました。


そして実家滞在2日目の今日は、おひとり様お出かけ練習2日目。

以前から行きたくてチャンスが無かった『21世紀美術館』へ。

美術館、博物館系はおひとり様練習にはもってこいですよね。初級編といったところでしょうか。



上質な芸術は、グリーフを癒してくれると言うので、どんなものかな…と行ってみましたが

私が心惹かれたのは、やっぱり暗い作品ばかり。

悲しみとか、嘆きとか、寂寥感とか。畏怖の念、混乱など

見る者のそんな感情に訴えてくる作品が心に残ってしまう。

撮影禁止の作品で撮れなかったけど、死別者の気持ちを表現してるの⁈って作品が2つほどありました。

ここで紹介できないのが残念!

作品に共鳴して泣きたくなるってことは、私自身がまだ泣きたいのかなって自覚した一日でした。


金沢に29年。愛知に25年。どちらが私のホームグランドなんだろう。

夫亡き後のこれからを、私はどこに住み、どう生きるべきなのだろう。

そんなことを考えながら、街歩きをしたかったのですが、そんな余裕なかったわ〜泣き笑い 

明日も少しだけ、おひとり様観光をして(練習3日目)

夜には、愛知に帰ります。(ひとりで帰りたくないけどぐすん


21世紀美術館の顔 『スイミング・プール』





にほんブログ村 家族ブログ 死別へ
にほんブログ村