巨人vs横浜の引き分けについて思うこと | やまもとの雑記帳

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サッカー&プロ野球フリークの
IT&経営コンサルタントの山本雅則です。
湘南ソーシャルメディア研究所という会社で、中小企業の社長さんやその会社が効果的にITを活用する方法をアドバイスしています。
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今日も巨人vs横浜を堪能しました。
結果は、8回に巨人杉内から筒香のタイムリーで追いついて
何とか1-1で引き分け。

どうも巨人ファンの一部には横浜との引き分けがお気に召さない方が
いらっしゃるようで3時間30分ルールの撤廃を言い出す始末(笑)

今日の9回裏、横浜の抑えの山口がボウカーに死球を与えました。

あれは単なるコントロールミス
わざと当てる技術が彼にあるなら
われわれファンは毎回やきもきしません(笑)


しかし、結果としてこれが時間消化につながり
今日は横浜は引き分けを得ました。

一昨日のゲーム
あれは確かに意図的な時間消化でしょう。
当然です。
9回裏、ランナーを出した後執拗に牽制を投げる。
(まぁ、足の速いランナーでしたから当然といえば当然ですが)
その結果四球を与え、ピッチャー交代で時間を消化。
抑えの山口が頑張って引き分けに持ち込んだと。

9回までに野手を使い切るっていう采配に問題はありますが、
控え野手不在が確定した時点で延長になど入れません。

仮に延長に突入したとして、横浜は1番の荒波から。
この日彼は4安打を放っていました、好調です。
しかも相手のミスに乗じて追いついた直後のイニングです。
中畑監督のキャラからもイケイケだと思う方も多かったでしょうね。

でも、延長にはいかないんです。

当然です。

だって控えの野手がいないんですよ?
同点に追いついたからイケイケで延長までいっちゃうぜぇ~
なんてのはアホです(笑)
延長に突入した回に打者や走者にケガがあったらどうします?
死球だってあるし、守備の選手と激突だってありうるわけです。

だから、横浜はそういったリスクをおかさず
しかもサッカーで言う”勝ち点1”を取りに行ったんです。
決して後ろ向きな戦術ではありません。

最終的には引き分けの数が効いてくるなってことは
よくあることですから。

前向きな戦術なんです

そんな駆け引きもあるから野球は面白いんです。

今年の横浜

中畑監督効果もあって、チームは明るく元気(なだけ(笑))に見えます。
でも白井コーチ、デニーコーチ、高木ヘッドコーチなどなど
中畑監督のサポートメンバーがとても良い仕事をしています。

一昨日の0-6から追いついた試合に象徴的なシーンがありました。

横浜の捕手鶴岡の悪送球から、その日の先発投手の小杉が
明らかにそれをきっかけに崩れました。打者は投手なのに四球を与え
挙げ句、長野選手にタイムリーヒットを浴びてしまいます。
その直後、次打者の藤村選手への初球
実に”気のない”ボールを投げたんです。

そこに投手コーチのデニーが大股で歩み寄り
大声で「しっかりしろっ!」と怒鳴りつけ
小杉投手の右胸のあたりをどついたんです。(笑)

中畑監督も他のコーチ陣もあきらめの悪い人達ですから(笑)
「勝手に試合を諦めてんじゃねぇ!」っていう喝だったんだろうと
そう思うわけです。


ここまで暗黒時代の長かった横浜ですが
今年は本当に楽しみです。

少しだけ明るい兆しが見えてきたような
そんな気がしています。