母校の校歌に思う気持ちは人それぞれ、やはり、卒業して長年たつと、長い間忘

れていたものが大きな感動とともに思いだされるのじゃないでしょうか？

うちの娘は基本的にはマドンナ/ガガ系の曲のフォロワーなんです。

ある時、全員集合している前で退職してゆく教師が退任のあいさつをしていたそ

うな。その先生は、同校の卒業生だそうです。

一通り、スピーチをし、最後に思い出の校歌をアカペラで歌い始めたそうな。

ところが、先生は歌い始めると突然、涙ぐみ始めたそうで歌にならない。

しかし、気を取り直し再度、歌い始めたそうなんですが、やはり歌にならなかっ

たようです。

僕とあまり年も変わらぬ年代の先生の気持ちはなんかわかるような気がします。

ところが、マドンナ/ガガ系の娘、「なんで、泣くんや？？」と心の中。

最近は、校歌や逍遥歌などは卒業生にCDにしたものをアルバムと一緒に全員に

配っているようです。

娘が卒業後、僕はそのCDに気づきました。

「あれ〜、こんなんできてるんじゃ！」と懐かしく思い、内緒で聞きました。

綺麗な音で録音されているのを聞いて、涙がとめどもなく出てきました。

まあ、退職年齢になると人間も涙もろくなっていますからね。

ということで、校歌のメロディで泣かないように！そして、すべての学校関係

者に批判されないように、歌うというより「口ずさむ」感じで流してみたいと

思います。先輩・後輩の皆さんお許しください！

＜今治北高等学校　校歌＞

　　　（一）げに逝（ゆ）く水や　浅川の

　　　　　　　　岸の若草　丈（たけ）のびて

　　　　　　校庭今や　飛花（ひか）多し

　　　　　　　　春よさかりは　幾時（いくとき）ぞ

　　　（二）梧(きり）の一葉（ひとは）に　愕（おどろ）きて　

　　　　　　　　悔長（くいなが）き夜は　知らざらむ

　　　　　　燈火（ともしび）明（あか）く　かかげつつ

　　　　　　　　我ら学徒の　分は知る

　　　　　　　　　　　　　　　（三・四節省略）

（アカペラのつたないYoutube動画で恥ずかしいです。なんとかYoutubeへアップロード

　がかないました。）

校歌を口ずさむー今治北高晩年になり今治北高校の校歌を思い出しました。口ずさむ程度なら他の高校関係者の方にも目をつぶってもらいましょう。

www.youtube.com

　　　　　◆下の画像はGoogleアースのストリートビューで、今治北高等学校を見まし

　　　　　　た。浅川を拾いたかったので正面画像ではないですが、あしからず◆

右に体育館があります。この体育館は僕たちが卒業するまでに完成し、なんとか卒

業式に新体育館を使うことができました。

―清き流れの浅川ー

学校の前を流れる川が校歌の歌詞にある「浅川」です。昭和39年（1964）入学当

時は川幅がこの半分もありませんでした。

「清き流れの浅川」は当時、経済発展の真っただ中、上流から流れてくる（名産今

治タオルの染め物）染工会社からの染料が流れており、濃い青色で染まった水が流

れていました。

まだ、公害についてやかましく言われていない時代でしたので、それはそれ、当た

り前のこととして受け止めていました。

今は川の土手は石垣になっていますが、当時は土の法面（のりめん）の状態で草

が覆っていました。

ところどころに、僕たちは「りんどうの花」と呼んでいた紫色の花が咲いていた

のを思いだします。昭和23年生れ、団塊の世代ですから、56人編成でした。特に

文科系はその中で男子がわずか10人いるかいないかの状態でした。

授業の合間の10分ほどの休憩時間、その土手の草むらに何人かで横になったり、

たむろしたりしていました。

この写真は「りんどう」なんですが、いろいろ種類もあるのでしょう。少し違う

ような気もします。

思い出深い高校・・・・それにしては、後援会費収めたことないような気がし

ます。申し訳ないです。

高校の校歌を口ずさんでみたくなった〜