今回の遠征も、ライブの合間に色々なところに行ってきました
fuzzy knotライブの前は上野の国立科学博物館へ。
道に迷って鶯谷のラブホ街に来たときは焦った
目的は特別展の和食展
日本が世界に誇る、和食を科学的な点・歴史的な点の両方から見てきました
日本の天然水一覧。
日本は基本的に軟水が多いけど、堆積物の関係で関東南部・熊本・沖縄のお水は硬度が高いそうです
だから東京行くと肌が乾燥したり、お腹を崩すのか…
野菜もほとんどが外国由来。
和食には欠かせない大根はヨーロッパ、ごぼうは平安から鎌倉時代に東アジアから来たそう
大根も種類がたくさん
一回りも太くて大きい桜島大根や、細長い守口大根はインパクト大
魚や魚介類の展示もたくさん
マンボウって美味しいのかな?
深海に住んでいるタカアシガニは果たして生涯のうちにお目にする機会があるのか…
和食の基本の味付けとなる、醤油もこんなにたくさん
材料やプロセスによって醤油の種類も変わってくるのは興味深い
福岡・九州の醤油は新鮮なお刺身に合うよう色が少し薄くて甘めだけど、関東の醤油は真っ黒で塩辛い。
九州の人は違う地域の醤油は苦手な人多いけど、塩辛い味付けが好みの私はいい感じかも
味噌も地域性によって異なり、九州はやはり甘め。
高齢になってしまったので今は作らなくなったけど、祖母が我が家に自家製の麦味噌をよく送ってくれていました
名古屋めしでおなじみの味噌カツや味噌煮込みうどんは、甘辛い豆味噌ですね
後半は歴史的な視点から和食を探ります
こちらは天武天皇の孫にあたる、長屋王の食事を再現
豪華な食材を使って食器も高価な漆器が使われているけど、調理の時点で味付けはされず。
食べる人が添えられた調味料で自分で味を付けて食べていました
対して、庶民の食事は質素なものでした
華やかな貴族たちの世界の裏では、多くの庶民が苦しんでいました
こちらは、本能寺の変の1か月前に、織田信長が徳川家康をもてなした時の食事。
こんなに豪華なお料理が振舞われていました
でも織田信長は明智光秀の態度にブチ切れ、本能寺の変を引き起こす引き金となりました
握り寿司が登場したのは江戸時代
当時の屋台が再現され、庶民の間に寿司や天ぷらが広がり江戸の町はにぎわっていました
こちらは開国後、ペリーをもてなした時の料理の一部。
たくさんの豪華な料理が出てきたけど、果たしてペリーや外国人の口に合ったのか…
文明開化に伴い、西洋料理も日本に広がりました
こちらは明治天皇が開いた午餐会の料理の一部。
七面鳥と鶉のローストは私も食べてみたい
他にも牛フィレのステーキやトリュフなどの高級食材もあったし、デザートも素敵だった
お正月でおなじみのお雑煮も、地方によってお餅や具材、ダシの違いがあります
九州は丸餅を煮てダシはあごだしだけど、同じ九州でも両親の故郷である鹿児島は丸餅・切り餅、焼き・煮込みと多種多様
都道府県ごとに料理関連で検索したランキングも紹介。
福岡のトップはなぜかお隣の山口の郷土料理、瓦そば
山芋鉄板はライブの打ち上げで鳥貴族でいただいたけど、元々は福岡の居酒屋から出てきたのか
かつお菜は雑煮でおなじみだけど、福岡だけだしちょっと苦みがあるんだよね
色んな視点から和食を学べて面白い展示でした
東京滞在記はまだまだ続きます。