ふとした事からクリムトのタロットデッキに出会いました。

タロットデッキは占いの道具であると共に芸術だと思いました。

私は美しいものには憧れるのですが、怖いものや醜いものは苦手です。

先日はボストン美術館の展示を天王寺で見ましたが、どうしても地獄図は見れませんでした。

私が感動したのは観音様や弁天様の絵でした。

クリムトの絵はとても美しいのですが、中には醜い絵もあります。

それは人間の当たり前の姿なのですが、私は直視できないのです。

美しい若い女性の絵と年老いた女性の絵があります。

年を重ねる事は美しい事だと私は捉えています。

でも現実はシワが増えたり、体型が変わって来るのです。

私は娘に勧められて、娘の好みの服を着てたりするので、年よりは若く見られます。

若く見られても、現実は確実に年を取っていくのです。

クリムトの月のカードには夢見る女性が描かれています。

ウエイト版の月のカードにはザリガニや道が描かれています。

同じ月でもイメージが違います。

未来が見えない状況は同じでも、夢見ているのと、不安に怯えているのとでは違いますね。

できる事ならいつも夢見ていたいですね。

月の光は優しくて、きっと貴方を包んでくれますよ。

私達は夢見る事のできる存在である事を忘れないでくださいね。

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