チャペルでの挙式。
主役の新郎新婦が登場する前から周りのみんな号泣。
私は「ちょっと!早いがな!」と笑いながら、世界一幸せなツッコミを入れる。
もらい泣き上戸な優しい人達ばかりなので、ドミノのように涙の数が増える。
新郎新婦がいかに愛されてるかが登場する前から分かるほど
チャペルは空気ならぬ、「愛気」でパンパンだった。
そして扉が開かれ、新郎新婦の友人のUsher(アメリカの有名アーティストではなく、付き添い人という意味。)と、可憐なブライズメイド達、flower girls達が登場。
そして、新郎である弟が入場。
・・・男前なったなぁ…
この日のために体絞ったそう。
緊張の面持ち。
そして、いよいよ新婦入場の扉が開かれた。
心地いい逆光の中に息を呑むほど美しい花嫁とその人を生んでくれた美しいお母さまが向かい合っていた。
しばらく見つめ合ってから、ベールダウン。
まず、ここで泣くのを我慢するのは難しい。
その数秒の間に今までの思い出が、想いが、愛が集約されていてすごい破壊力なのだ。
本物はすごい。
嘘がないものは美しい。
そして、花嫁と、花嫁が尊敬し続けているお父さまとバージンロード。
今までの思い出を一つ一つ思い出すかのように、一歩、一歩、前へ歩む親子。
そして、お父さまの腕から花嫁が
新郎に託された…
弟、頼むで。ほんまに大切な娘さんを一生守ってくんやで。
まるでディズニープリンセスのように美しくて、家族愛に溢れてて、人を肩書きなどで絶対に判断しない、「その人」を見てくれる、
「本当に美しいもの」の価値を分かっている、
心まで本当に美しくてかっこいいこんな女性、
天然記念物もいいとこやで。
ほんまにいーひんで。なかなか出会えへん。
出会えても好きになってもらうとか宝くじ当てるよりすごいで。
私が男やったらこの子と一緒にいたいもん。
でも、
だから、あんたなんかもしれんな。
そんな事を心の中でつぶやいてるうちに
二人のオリジナルな永遠の愛の誓い、
手紙を読み合う誓いが交わされた。
涙のBGMと共に。
つづく

