〈そのよん はっぴぃえんど☆〉

公園。

  ベンチに座って話す二人。

寄り添って、手をつないでいる。

  

野乃子、空を見て。

野乃子 『マカロンのおかげで優輝くんと、両思いだってわかったあの日。

あれから、優輝くんと、…こっ恋人に、なることができたけど、

…マカロンはもう喋らなくなってしまった…

毎日マカロンとお喋りするのが普通になってたから、なんだか少しさびしい。

でも、マカロンはきっと、喋れなくても、ずっと

今までみたいにののこたちを見守ってくれてると思うんだ!

だからののこも、もうマカロンに頼らないで、ちゃんと自分の力で頑張るよ!

だから見ててね、マカロン☆』

優輝、野乃子の鞄からはみ出しているマカロンを見て。

優輝 「あれ、野乃子そのぬいぐるみ、まだ持ち歩いてんの?

それって両思いになれるおまじないのやつだから、もう必要ないんじゃね?」

野乃子「ううん、これはね、恋のお守りなの!

    これからもずっと、大事にするよ。

…だって、マカロンは、ののこと優輝くんの恋のキューピッドだモン☆」

二人からパーンして空。

野乃子 『ののこに起こった、まるで嘘みたいで夢みたいで、とっても素敵な恋のミラクル。

次の恋の主人公は、あなたかも☆!?』

『LOVE☆キューピッド~こいの魔法(ミラクル)~』

                                ~END~