- あ、どーもこんにちは。メリーさんです★
先日、「生活保護3兆円の衝撃」という本を読みました。
税収が40兆円くらいなのに、
生活保護に年間3兆円という金額自体が衝撃的なのですが、
その受給の内実に迫った取材内容も衝撃的です。
一言で言うと、
「ナニワ金融道」や「カイジ」の世界。
「貧困」をビジネスにしている輩がどんなことをしているかが分かります。
そして、今の生活保護制度の問題点も浮き彫りになります。
生活保護については、賛否両論あります。
「生存権を担保する上で必要」という正論がある一方、
「働かずに金がもらえるのは不公平だ」という声もあります。
ここで思い出されるのは、「弱者は強い」という真実。
「弱者保護」のお題目を掲げた場合、批判されづらくなります。
メリーさんの独断と偏見によれば、
こういったお題目を大々的に掲げる人や団体ほど怪しいです。
ちゃんと支援している団体の人って、こういったPRが下手なんですよね。
(これは、完全に偏見ではありますが。。)
どちらにせよ、生活保護受給者の周囲には、
カネの匂いを嗅ぎ付ける群衆も紛れています。
一部のNPO、医療法人、不動産業者、反社会的勢力などなど。
一体、彼らによって搾取されているのは誰なのか?
生活保護受給者??それとも、我々納税者??
そんなことを考えていた時、
NZで出会ったニュージーランド人と中国人の夫婦のことを思い出しました。
その二人の会話で、
「NZ人はアジア人をずる賢いと考え、アジア人はNZ人をバカだと考えている。」
という趣旨の発言がありました。
二人の夫婦喧嘩の直後なので、
ちょっと品の無い発言でしたが、的を得ている気がしました。
NZでは永住権を持っていれば、外国人も保護され、
年金ももらえるし、学校に通うお金も国から貸してもらえるそうです。
(制度自体はしょっちゅう変わったりするみたいですが。。)
アジア人はズルして取得した永住権で、こういったお金も受給していると、
NZ人の旦那さんは、中国人の奥さんを罵っていました。
さらに、「NZ人は制度的には確かに受け取れるかもしれないが、
自分が本当に困った時だけ短期間受け取る。それに頼ったりはしない。」
とのこと。
この後、色々と夫婦喧嘩が白熱していったのですが、
話が逸れるのでこの辺でww
この話、日本の生活保護制度にも通じるものがありそうです。
一昔前の日本人の価値観であれば、
「生活保護はなるべく受けない」という気概があったと思います。
が、今は損得勘定も働いている気がします。
行くところまで行ったら、社会主義の崩壊と同じ道を歩みます。
人間なんて、そんなに強くはない生き物なので、
働かなくても生活に困らないなら、多くの人は働かなくてもいいやってなります。
働くって、ツライことや我慢しなきゃならんこともいっぱいありますしね。。。
でも、そういうツライことを乗り越えた時の充実感は、
働いてないとなかなか味わえないと思うんですけどね。
- 「働く場が無い」と言う受給者もいると思います。
が、条件を選ばなければ、かなり多くの働く場があります。
でも、彼らの本音としては、「割に合わない」わけです。
「こんな会社、ブラック企業じゃないか!辞めてやる!」と。
(注:働けるのに働かない人に限定した話です。)
本当に困っていたら、死に物狂いで頑張ると思うんですが。。。
そんだけ頑張ってもダメだったら、最終手段で生活保護のような、
セーフティネットがあるべきなんだと思います。
まずは、その人なりに全力を尽くすべきと考えてしまうのは、
厳しい見方なんでしょうか?
そうじゃないと、他の人が頑張るのがアホらしくなりますよね。
自分も底辺近くから這い上がってきたので、なおさらそう思います。
数日前に、生活保護受給者が210万人に達したと記事が載ってました。
戦後最多の受給者だそうです。
年金問題がありますが、そもそも年金なんか払ってなくても、
生活保護でもらえるお金と大して変わらないわけです。
だったら、どうして辛い思いまでして必死に働かなきゃならんのか?
キリギリス的な生き方の方が、「得」なんじゃないか?
そんな疑問まで浮かびます。
(働くこと自体が楽しみであるような価値観が必要ですね。)
でも、日本は官僚支配の国。
官僚支配ということは、実態は社会主義国に限りになく近いと思います。
- 生活保護のような社会問題が起こるのは、
- 必然と言えば必然かもしれません。
- 問題は今後、歯止めが効くかどうか。
最終的には「バランス」が大事だと思います。
このままどこまでも「保護しろ、保護しろ!」では、国が傾きます。
逆に、「保護なんて必要なし!」では、
格差が広がり、治安悪化は避けられません。
- 互いにどこまで許容でき、どこでバランスを取るか。
- 今後の展開を見守りたいと思います。
- ではでは、今日はこの辺で★
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