- あ、どーもこんにちは。メリーさんです★
今日は、マイケル・サンデル先生の
「それをお金で買いますか」
を読みました。
この本、世の中にある色々な事象に対して、
現代社会は値段をつけているという事実について書かれています。
それについて、様々な角度から疑問を投げかけています。
お金(料金、もしくは罰金)で買えるものの例として、
■中国の一人っ子政策における二人目を生んだ場合の罰金:約2万ドル(逆に言えば、二万ドル払えば、もう一人産める)
■並び屋を雇って、順番を先回りする:約15ドル(一時間当たり)
■1トンの炭素を大気中に排出する権利:約13ユーロ(大気を汚せる権利)
■麻薬中毒の女性に不妊治療を受けさせる:300ドル
■小学生に本を一冊読ませる:2ドル
などなど。。
お金によって得られる効用と、道徳的な問題との対立が論じられてます。
本を読んでいてつくづく思ったのが、
「お金は稼ぐのと同じくらい、使うことが難しい」
ということ。
お金を使う時には色々なことが問われます。
それは、その人の「人間性」であったり、「生き方」と言えるかもしれません。
自分のためばかりにお金を使う人もいれば、
誰かを喜ばせるために使う人もいます。
使った分に見合う効用を得られない使い方をする人もいれば、
何倍にもなって返ってくる使い方をする人もいる。
自らの尊厳を卑しくするような使い方はしたくないものです。
ではでは、今日はこの辺で★
- それをお金で買いますか――市場主義の限界/マイケル・サンデル
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