こんにちは。

 

 

週末、ようやく配信がスタートした『落下の解剖学』を観ました。

カンヌでパルムドールを受賞し、フランス映画の新しい傑作との呼び声が高い作品です。

 

 

 

【あらすじ】

映画はフランスのアルプス地方に住むドイツ人作家サンドラ・ヴォイターの夫が謎の死を遂げるところから始まります。
夫の死は事故なのか、それとも殺人なのかが不明瞭な状況で、サンドラは夫殺害の容疑で逮捕されます。

彼らの視覚障害を持つ息子ダニエルは、両親の関係性や家庭の緊張を見つめ直しながら事件の真相を探ります。
 

物語はサンドラの裁判を中心に展開され、彼女の無実を証明しようとする弁護士や、サンドラと彼女の夫の関係性に焦点を当てた検察官との法廷闘争が描かれます。

裁判の過程で、夫婦間の複雑な感情や家庭内での緊張が明らかになり、サンドラの無実を信じる者と疑う者との間で対立が深まります。
 

映画は、真実が必ずしも明らかになるとは限らない法廷劇の緊張感や、人間関係の複雑さをリアルに描写しています。
また、視覚障害を持つ息子ダニエルの視点からも物語が展開されることで、家族の絆や信頼が試される様子が強調されています。

 

下矢印この作品では、愛犬を演じた俳優犬のメッシもパルム・ドッグを受賞しましたが、本編を観て驚愕しました。

ワンちゃんにこんな演技ができるとは・・・!

彼の演技が無いとストーリーが成立しないのですから。

 

 

とてもお利巧さんです。

 

この作品で、夫は、自分のせいで息子が視覚障害となってしまい、仕事を辞めて息子のケアをしたり、夢だった作家を目指しています。

けれど、人生がうまくいってないのでうつ病も発症し、作品も書けていません。



一方の妻はベストセラー作家。

「妻の方が成功しているのを妬む夫、その夫を精神的に追い詰める妻」の図式に見えるのです。

 

 

最期まで真実はわからないという作品なのですが、夫を殺害したのでは?と妻が疑われる裁判で、息子が証言するというストーリーはなかなか重いテーマだと思います。

 

 

この流れで、日本の映画『マミー』を観てみたいと思っています。

和歌山の毒物カレー事件のドキュメンタリー映画です。

息子さんは、母親の眞須美の無罪を信じるようになった心中を語っているそう。

 

 

 

今日も高い気温が予想されます。

熱中症に注意しつつ、よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

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