こんにちは。
今日は映画のご紹介から、現実のお話を。
まずは、生田斗真さん主演の映画『渇水』
既にアマプラなどで配信しております。
【ざっくりあらすじ】
岩切(生田斗真さん)は、水道局の職員。
仕事は、後輩の木田(磯村勇斗さん)と一緒に、水道料金を滞納する家庭を訪問し、必要な支援(生活保護など)につなげる。それでも支払えない場合は水を止めるというもの。
ある日、訪問した家庭では母親(門脇麦さん)に育児放棄された幼い姉妹が暮らしていた。
この家庭でも水を止めなくてはならない。
けれど、そうしたら姉妹は死んでしまう。
しかし水道を止めないと、岩切の仕事は評価されない。
岩切は葛藤するのだが・・・
と、ここまでは映画のお話でして「キャストがいいなぁ」なんて観ていたのですが、先日、映画評論家の町山智浩さんのラジオを聴いて恐怖しました。
まず、原作者は本当にこの仕事をしていた方だそうです。
だから超リアルというワケですね。
私の文章よりわかりやすいので是非聞いてほしいです(5分30秒あたりから、現実の話は15分あたりから)
町山さんのお話をまとめるとこんな感じ(一部は新聞記事からの引用ですし、町山さんは法学部出身なのでエビデンスはシッカリしていると思われます)
・政府が発表しているが、今後は新しい水道管を作ることができず、水を配るのは困難。
・日本でも給水車を使う地域が出てくる。
・2022年度の東京都で、水を止められている世帯は18万世帯(増えている)
・かつては都の職員が水道局の仕事をしていたが、現在は民間企業の東京水道株式会社が運営している。
・東京水道株式会社は、経費節約のため(東京で約7億円)個別訪問を止め、督促状のみで水を止めている。
・東京水道株式会社の社長は、かつて小池百合子氏の秘書だった人物。
・本来、水を止めるのは憲法違反(憲法25条第2項)
私は「感謝」について話すとき、水のことをお伝えしています。
水道をひねるだけで、キレイな水が豊富に使える国なんて、そうそう無いのです。
日本は自然に恵まれているため、水が豊富。
けれど、そのことを当たり前としていると感謝の気持ちも薄れてしまいます。
小さな感謝に気が付くことで辛さから解放されていきます。
キレイな水に感謝しつつ、今日もよろしくお願いします。