こんにちは。
このブログを読んでくれている方で、ガブリエル・ガルシア=マルケス『百年の孤独』を知っている方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。
1982年にノーベル文学賞をした傑作です。
初版は1967年発行ですが、50年以上の時を経て、6月26日、ようやく文庫が出版されました。
全世界で5千万部を売上げた作品なので、文庫に(安価に)する必要がなかったからかもしれませんが、いつの頃からか「百年の孤独が文庫化すると世界が滅びる」という都市伝説が生まれたほどでした。
今回は、作者の没後10年の節目での文庫化だそうです。
解説が筒井康隆先生なので、解説を読むだけでも価値ある一冊。
また、Netflixが今年ドラマ化しているので配信が楽しみです。
大好きな作品なので、昨日はこの本を買えたことに狂喜乱舞した一日となりました(札幌なのに発売日に書店に並んだのです!)
子供の頃は読んでも理解できなかったけれど、この作品の良さがわかるようになった。
年を重ねて良かったと思えることの一つです。
この作品に影響を受けたと思われる、中上健次『千年の愉楽』も大好きなのです。
閉ざされた地域、継いでいく血、性と生と死etc.
どちらの作品も、大人になると共感できる部分が増えていくので、何度も何度も読み返してしまう本なのです。
千年の愉楽は映画化されています。
帯には「この世界が滅びる前にー」
表紙のデザインも凝っていて、昨日は大勢の読書ファンが喜んでいたと思います。
読みにくい本と言われますが、読み終わったときの快感はクセになります。
ご興味ある方はぜひ(^^)/
今日もよろしくお願いします。