こんにちは。
昨日は雨になってぐっと気温が下がった札幌ですが、今日は少し暖かいでしょうか。
昔は、北海道には梅雨が無いと言われていましたけれど、近年は梅雨っぽくなってきているように思います。
富良野のカンパーナ六花亭のテラスから観える十勝岳(活火山)
富良野・美瑛は風水でいうパワースポットなんですって。
さて、先日来、改めて三浦綾子氏の作品を振り返っています。
三浦作品の金字塔ともいえる『氷点』
初めて読んだのは、中学生くらいだったかしら?
当時は、コバルト文庫(氷室冴子・新井素子など)ミステリ小説(横溝正史・赤川次郎etc.)が好きだったので、キリスト教の原罪とか人生とかは重たすぎて面白いと思っていなかったんです。
でも、大人になったら、まったく見方が変わりました。
『どうして同じ本を何度も読むの?』と聞かれたことがありますが、これが答えだと思います。
読むときの年齢、精神状態や環境によって、同じお話を読んでも受け止め方が変わります。
また、その時によって感情移入するキャラクターも変わります。
映画『氷点』
レンタルなので予告編だけどもどうぞ~
主人公の母・夏代を演じる若尾文子さんの美しさと貫禄は昭和の大女優ならでは。
本を読むのは、自分以外の人物の人生を体験できることでもあります。
そのことが、想像力を養ったり、人の気持ちを慮るレッスンになるのじゃないかしら。
とはいえ、事実は小説より奇なり。
三浦綾子氏の『道ありき』を再読すると、やはりフィクションには敵わないかしらとも思うのです。
どんな人の人生もドラマティックです。
真面目な教師として生きてきた三浦綾子氏が、敗戦と病気によって気力を失い、婚約破棄から自殺までを考える。
そこから立ち直り、三浦光世氏との結婚式までの「青春篇」
「結婚編」「信仰入門編」と続きます。
今日もよろしくお願いします。