こんにちは。
寒い寒い札幌です。
予報によると今週後半からまた気温が上がり、GWには暑さ対策が必要なんですって。
どんな天気~(;^_^A
さて、今朝はこちらのニュースから。
ケアマネジャー不足の解消のために「準ケアマネ」の資格を創設しては?という提案があったそう。
ケアマネジャー(介護支援専門員)は、医療福祉系の国家資格を有する人が、5年以上の現場経験を積んで、初めて「受験資格」が得られる職業です。
ケアマネジャーの試験自体も合格率は低く(ここ数年は概ね20%前後)有資格者の8割弱は看護師と介護福祉士です(つまり実際に利用者や患者をケアする経験を積んでいる)
それを、大学を卒業するだけで「準ケアマネ」として、制限があるとはいえマネジメント業務ができるようにとは・・・
当然、現役ケアマネの皆さんから怒りの声が上がっています。
私もその一人です。
オフィスカノンでは、全国から介護の相談をお受けしております(子供さんが海外在住のケースもあります)
すでに介護サービスを利用し、担当ケアマネジャーがいる方(のご家族)からのご相談が、ほぼ100%です。
担当ケアマネジャーに相談すれば無料なのに、わざわざ有料でご相談くださる理由はたった一つ。
担当ケアマネジャーには相談できないと仰るんです。
- 介護者が仕事をしているのでケアマネジャーと時間が合わない。
- ケアマネジャーが何も説明してくれない。
- 説明されても、よくわからない。
etc.
これはケアマネジャーが怠けているのじゃなく、業務時間が圧倒的に足りないからだと思います。
はるか昔は、ケアマネジャーの担当件数に制限はありませんでした。
それを、質が低下するという理由で担当件数に制限を設けたのですが、今年の改正では担当件数の上限が増えました(条件はありますが)
上限の44人を担当していたとして、全員のお話をじっくりお聴きできるでしょうか。
物理的に無理っぽいです。
介護士もそうですが、不足するから資格の取得条件を緩めるという、質が低下する方向しか見てない気がします。
あと20~30年我慢すれば、段階の世代800万人が天命を迎えるので、なんとかなると思っているのかしら。
日本はいつの間にか長寿を寿げない国になりました。
今日もよろしくお願いします。