おはようございます。

 

 

連休中日、いかがお過ごしでしょうか。

私は『カラーパープル』繋がりで、映画『ドリーム』を観ていました。

 

 

原題『Hidden Figures』

”隠された数字” ”知られていない人物”というダブルミーニングかな?

 


60年代の宇宙開発時代、NASAで働く黒人女性にスポットを当てた、実話をもとにした作品です。

 

 

ここで描かれる黒人女性は3人

 

・キャサリン・ゴーブル:NASA初の有人ロケットの軌道計算をした
・ドロシー・ヴォーン:アフリカ系女性として初めて管理職に就任した

・メアリー・ジャクソン:アフリカ系女性で初のエンジニアとなった

 

 

60年代のアメリカです。

数学の天才であるキャサリンは計算係に抜擢されますが、白人の同僚や上司は彼女のコップには触ろうとせず、彼女に皆と同じポットも使わせません。

また、職場に黒人女性用のトイレが無いので、片道20分もかかるほど離れた場所にある黒人用トイレを利用しているんです。

 

 

こんな差別の中でも、キャサリンはその才能を発揮します。

上司役はケヴィン・コスナーですが、この上司がナイスキャラ。

彼は数字以外は興味がないので、キャサリンの能力を買って抜擢するんです。

それに職場のトイレも使えるようにしてくれます。

 

 

アフリカ系の女性がここまで活躍していたとは驚きです。

だからタイトルにあるように「知られざる人たち」っていうことなんでしょう。

 

 

オクタヴィア・スペンサー演じるドロシーさんは、NASAが初めて導入したIBMのコンピュータを扱えるように「Fortran(フォートラン)」というプログラミング言語を学び、部下を教育、後にNASAのプログラミング部門を率いました。

この人がいなかったらNASAのコンピュータ導入は遅れていたかもしれません。

 

 

このフォートラン、私が40年前に学んだプログラミング言語でした。

IBMが開発した言語ですが、実用してくれたおかげで世界中で学べるようになっていたんですよね。

ドロシーさんのおかげかも~

 

 

そしてジャネール・モネイ演じるメアリーさん。

エンジニアになるために多くの壁を乗り越えました。

現在、ワシントンD.C.にあるNASA本部の名称は彼女の名前をとって『メアリー・ウィンストン・ジャクソンNASA本部』となっています。

 

 

この作品の3人は、後に続く女性たちに道を切り拓いてくれたんですね。

フェミニズムっていうのは簡単だけど、実現してきた方たちには尊敬しかありません。

 

 

 

今日もよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

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