おはようございます。
今日は、映画『千年の恋 ひかる源氏物語』から。
先日のブログで「紫式部が鬱々としているイメージ」と書いたんですが、そう思うのは、源氏物語に出てくる女性たちが鬱々としているから。
きっと作者の性格が反映していると思うのですよ～
『千年の恋』は、東映50周年記念として製作された2001年公開の映画です。
主演の紫式部は吉永小百合さん、劇中劇として出てくる源氏は天海祐希さん。
藤原道長、藤原宣孝（紫式部の夫）は渡辺謙さんが二役で、森光子さんが清少納言を演じています。
紫式部が、入内する彰子に「源氏物語」を引用しながら『男とは、女とは・・・』と教育するようなストーリー
その「源氏物語」部分は、天海祐希さんはじめ豪華キャストが演じています。
みなさん、とてもお美しくてウットリ～
- 紫の上（常盤貴子）
- 藤壺中宮、桐壺更衣（高島礼子）
- 六条御息所（竹下景子）
- 大后（かたせ梨乃）
- 明石の君（細川ふみえ）
- 葵の上（中山忍）
- 朧月夜（南野陽子）
- 末摘花（鷲尾真知子）
- 秋好中宮（鈴木えみ）
- 源典侍（岸田今日子）
公開当時も観ているはずですが、再鑑賞してみると、光源氏がとんでもない嫌なヤツ・・・
とにかく言動が身勝手でモラハラ（以下、青文字部分は劇中劇）
それに対する紫式部の教えも何だかな～
源氏が藤壺と関係を結ぶ。『義理とはいえ・・・お母さまと！？』
ドン引きする彰子への教えは・・・
『殿方はお母さまのお腹の中から生まれます。
母は男の方のふるさと。
いつもふるさとへと旅しているようですよ』
紫の上を見初めた源氏は、無断で自宅に連れ帰り毎晩床を共にする。源氏が、紫の上を自分好みに育てるつもりだと聞いた彰子が
『どんな女が、光源氏さまのお好みの女ですか？』と聞くと、紫式部はこう答えます。
『男の方の好まれる女とは、言うてみれば、男の方にご都合の良い女』
etc.
この映画で、紫式部は「そなたにぞっこんじゃ！」という道長の求愛をけって地元に帰ります。
一応「源氏物語」を反面教師として、女も自由じゃなくちゃね、ということなのかな。
この辺についてはまた別のブログにて。
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