こんにちは。
昨日の続きです。
この日は、岩手県二戸から青森へ。
せっかくなので、ルート途中のコチラ『キリストの墓』に寄ってみました。
新郷村(旧戸来村)のキリストの墓は、東北の「なんちゃって歴史」として有名です。
『竹内文書(たけうちもんじょ)』
『東日流外三郡誌(つがるそとさんぐんし)』
この二つの古史古伝の存在が、私が東北の歴史はアヤシイと感じてしまった元凶なのでした。
学会からは「偽物」とみなされているこの二つの古伝ですが、『竹内文書』の内容は、こんな感じ。
「日本人はムー大陸の子孫であり、日本はヘブンと呼ばれていた。
キリスト・ブッダも日本で修行した。
キリストは日本にやってきて、この地で生涯を送った」
イヤイヤイヤイヤ・・・
なにこの雑誌ムーのような世界観?
絶対嘘でしょ~って思うんですが、新郷村にはユダヤ人の習慣が残っているそうなんです。
東北でも隠れキリシタン狩りがあったから、クリスチャンがこの村にやってきて、旧約聖書通りの生活をしていたのかもしれませんね。
近くには「迷ケ平(まよがたい)」という地域もあり、なんとエデンの園じゃないかって言われているんです。
それから「蛇沼」という場所もあるし、青森県はリンゴの名産地だから、聖書っぽくて笑っちゃいます。
とはいえ、この新郷村では「キリスト祭り」なども開催され、収入源の一つになっているのでしょう。
また、このあたりの地主であった沢口家の方は、西洋人のような風貌と青い目をしていたんですって。
※伝承館に写真があるそうなんですが、私が行った時間が早すぎて開いてなかったの・・・
実際、東北には青い目の日本人が多いと、まったく別の本で読んだことがあります。
山や雪が多く日照時間が短い(色白の人が多いのと同じ理由)
そして、日本海に面しているので、大陸からやってくる人が多くいたということなんでしょう。
「日本人の目は黒(茶)」だと思い込んでいる人が殆どだと思うけど、実はグレーや青い目の人もいるんですね。
なんとイスラエルから友好の石碑を贈られています
よく怒られなかったよね・・・
『竹内文書』を持っていた竹内家、『東日流外三郡誌』を発表した和田家は、何を目指してこの古伝を作ったのかなぁ。
想像力豊かな方がいたんでしょうね。
今なら、SF作家とかで名を挙げられたのかもしれない・・・
明日に続く。
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