こんにちは。
札幌で競歩が行われましたが、やはり沿道は観客で密になっているとの報道。
我慢していろと言う方が無理なんでしょうね・・・
さて、今日も昨日に引き続き映画からのテーマです。
【毒親】【毒母】流行りましたよね。
【毒父】ってあんまり聞かないのは、育児のメインは母親だっていうことでしょうか。
毒親がテーマのサイコスリラーが【RUN】です。
※英語のRUNは逃げろという意味もあります。
現在、一部地域で公開中です。
ざっくりしたストーリーは、娘を病人に仕立てて支配している母親から逃げるというお話です。
おそらく実際の【ディー・ディー・ブランチャード殺害事件】からヒントを得た作品なのでしょう。
※母親に障碍者にされ、心身共に虐待支配されていた娘が母親を殺害した実際の事件。娘は服役中です。
この事件の母親は、娘に不要な手術を受けさせて障碍者にし、世間の同情と寄付金で生活していました。
母親は精神疾患とはいえ、実の娘に身体と精神的虐待を行っていたのです。
映画は【代理ミュンヒハウゼン症候群】がテーマになっています。
【病気の子供を親身に看病する良い母親】という賞賛が欲しくて、子供の病気を捏造したり、本当に病気にする親がいます。
日本でも数例、実刑判決が出た事件がありました。
共依存や虐待など複雑な背景があるので、精神科医による治療が必要ですし時に犯罪者となることもある精神疾患です。
実際に、子供に毒を盛ったり命を危険にさらすまでのことはしなくても、近い言動をしている親はたくさんいます。
子供はその呪縛から逃れられず苦しんでいるのです。
毒親からは、逃げましょう。
逃げようと強い意思を持てば逃げることはできるのですから。
母親を演じるのはサラ・ポールソン。
知的でクセのある役が上手い女優なので、この母親役は見事にハマり役です。
【カッコーの巣の上で】の前日譚ドラマ【ラチェッド】で怖い看護師役を演じています。
一方、娘を演じた女優キーラ・アレンさんは実際に車いすを利用する生活なのだそうです。
障害があっても俳優として活躍する場が増えてきていて、とても良いですね。
今日も読んでいただきありがとうございます。