日本は土・日・月と3連休だったからそのままお盆休みをとる人が多いのでしょうか。

関西にも親類がいるが、吹田市は今日38度の予報!

私が神奈川県東部で住んでいる辺りは36度の予報。朝の最低気温が27度や28度というのがすごい。もう熱帯ですね。

 

先日ドジャーズスタジアムでデイゲームをやっていたそうですが、最近のスタジアムの日中の気温は30度前後。平年の気温は32度だそう。私が滞在している地域は今日27度(平年気温も27度)。

 

 

ウィンダム・チャンピョンシップはPGAツァーのレギュラーシーズン最後の試合、プレーオフに残るかギリギリのプレーヤーが中心なので人気はない。

そこへオリンピックがあったから見たゴルフファンは少なかったろう。

最終日はオリンピック閉会式が終わった後だったから、そこそこ見た人もいたと推測する。

 

木曜日は大雨で流れた。

日曜日に何ホールプレーしたのか知らないが、3ラウンド目の最後をちょっと見ていた。

 

最終ラウンドの組み合わせとスタートタイムは下記の通り。

最終グループが、マックス・グレイザーマン(−15)、マット・クーチャー(−12)、チャッド・レイミー(−8)、スタートタイム現地3:10pm。

 

最終から2つ目のグループが、キャメロン・ヤング(−12)、アーロン・レイ(−12)、ビリー・ホーシェル(ー9)、スタートタイム3:00pm。

 

最終から3つ目のグループが、ビリー・ホーシェル(−9)、パトリック・ロジャーズ(−9)、ジャスティン・サー(−8)、スタートタイム2:50pm。

 

言わずもがな、3ラウンド目が終わってティータイムを組み直す時間がないので3ラウンドのまま、スタートさせた。

マット・クーチャーが3ラウンド目を終えて、スコアを提出する部屋で大急ぎでバナナなどを食べている姿が写っていた。

 

4ラウンド後半を夕飯を作りながらチラチラと見ていたが、どんどん暗くなっていくのに最後の数グループは急ぐ風もなく、みんな好きなだけ時間をかけているから毎ティーで待たなければならない。

到底、本日中に18ホールは終われまいと思った。

 

現地の公称日没時間は8:13pm。

しかし、このコースは内陸にあって、海沿いのコースではないから、コースの起伏によりその前に既に暗くなる。

 

マット・クーチャーが18番のティーショットを打った後に、ボールをマークしてプレー継続を選ばず翌朝にプレーすることを選択したので、暗くなっての日没延期は最終組が最終ホールに入った時と思われる。

この頃、リーダーはアーロン・レイの−17。

2位がその後ろ(最終組)でプレーしていたマックス・グレイザーマンの−16。

彼は13番でイーグルにして−21まで行ったが14番パー4のティーショットを右に曲げた。

カート道で大きく跳ねOB。そのホールを8にした。−17。

次の15番パー5をバーディーで−18。

16番パー3では、ティーショットをピンの上12メートルにつけ、そこから4パットでダブルボギー。−16。

17番パーで、最終ホールへ。

 

18番、マット・クーチャーはティーショットを左に打ち込んだ。マックス・グレイザーマンはフェアウェイ左寄りに345Yのティーショット。

クーチャーは左ラフのライを見て、あまりにひどいライで、暗くて自分にどんなチョイスがあるかわからなかったので、ボールにマークしてオフィシャルに自分はこれ以上プレーを続けないと宣言した。

(後刻、その時点のリーダーだったアーロン・レイがプレーを続けるとは思わなかった。レイも翌日にプレーする選択をすると思ったと語っている。)

 

アーロン・レイは2メートル弱のバーディーパットに、エイミングポイントで傾斜を見て、ボールの後方でしゃがみ、長々と時間をかけた。この時見ていた私は、えげつないと思った。

(見ていたゴルフライターによるとその前もプレーは極めて遅かったそうだ)

 

このバーディーパットを入れて、−18へ。グレイザーマンはフェアウェイにいて、−16だからこの時点でほぼ優勝は決まった。

 

 

さてさて、翌朝(今日月曜日)にプレーの残りを消化したのはマット・クーチャー一人。

朝来てみると、彼の左ラフのひどいライにあったボールはプレーラインにかかる建造物があるということで罰打なしでドロップできた。3打目は(訂正)もう少しでカップに入りそうなチップショットでパーで終了。

 

ゴルフという観点でいうと、彼のプレー続行せず翌朝にしたのは大正解だったわけだ。

日曜日夜では暗過ぎて、その選択があったかどうかさえわからなかったかも知れない。

(ボールのライを見て、よくてボギーにしか出来ないと思ったそうだ)

 

クーチャーはもっと早い時点で大会は日没延期のホーンを吹くべきだったと言っている。

そして、若いマックス・グレイザーマンに、こういう選択もあるんだということを見せたかったと日曜日夜に言ったそうだ。

 

もちろん、ゴルフ界ではこの一人だけで翌朝に持ち越したのを疑問視したし、ゴルフレポーター達も一般ゴルフファンの多くもSNSでクーチャーに非難轟々である。

 

私は基本的にその場にいなかった者がプレーヤーを非難するのは嫌いだが、この論議は、クーチャー以外に何人かがプレーを翌朝に続ける選択をしたら起こらなかったことだろう。

たった一人のためにオフィシャルやスタッフは翌朝も仕事せねばならなかったが、それに関してはクーチャーはプレー後に働いていた人達に謝罪している。(行為自体は謝罪していない)

クーチャーの選択はPGAツァーで許されている行為だ。

 

クーチャーは少なくとも17番では(プレー延期の)ホーンを吹くだろうと思ったそうだ。

ホーンは鳴らなかったが、18番ティーグラウンドで日没延期と言われたそうだ。

 

 

 

このワヤな事態が起こった原因はそもそも、何組ものグループが18ホールを5時間で終わらなかったことである。

最終組が3:10pmスタート、5時間で8:10pm。日没は8:13pm。

私が見ていた間、どのグループも少しでも早くプレーしようという姿勢は見られなかった。

PGAツァーがスロープレーを現場で処理しないからだ。

(3サムで5時間で終わらないってどーいうこと?)

 

オリンピックの女子ゴルフで、二日目だったと思うが首位だったスイスのモーガン・モーリーは最後の

数ホールで時間を測られ、オフィシャルはフェアウェイにカートを乗り入れてすぐそばで見張っていた。

最終日、優勝のリディア・コーはスロープレーで5番ホールから最終ホールまで時間を測られていたのです!

 

このように、PGAツァーはプレーヤー達を甘やかすこと甚だしい。

 

ということで、後味が悪い試合になった。

次はプレーオフシリーズ。またトッププレーヤー達が戻ってくるので、少しは面白くなるでしょう。爆  笑

 

リーダーボード