PGAツァープレーヤーのマイケル・キムがしばしばツァー内部事情やコース評価をツイッターに書くので評判が良い。
彼が同組なりたくないプレーヤーは、①スロープレーヤー ②ショットの度に嘆いたり怒ったりするプレーヤーだそうだ。
誰しも悪いショットを打ったり、運が悪いボールの跳ね方をすると何か言うことはあるが、毎度毎度ラウンド中やられるとうんざりするそうだ。(無理もない)
1ラウンド目の一部と2ラウンド目で、スコッティー・シェフラーのグループを見ていた。
U-NEXTの中継はカメラが5つか6つあり、フィーチャードグループについたカメラは他のプレーヤーは全く写さず、そのグループのプレーだけを写す。
カメラは切り替わらないので、いきおい個々のプレーヤーの癖がよくわかる。
3サムはスコッティー・シェフラー、ビリー・ホーシェル、キーガン・ブラッドレーだった。
ブラッドレーは本当にノロい。各ショットに時間をかけすぎる。
時間をかけすぎる上に、そのプリショットルーティーンが奇異だから見ていてイライライライライライラする。
パットがまた耐え難い。彼はエイムポイントを使うが、これまた他のプレーヤーのエイムポイントのやり方より100倍神経に触る。
ボールを跨いで立って、カップの方へ1歩→足を揃え、2歩→足を揃え、3歩→足と揃えでカップに近づく。
それからボールの方に後退り、また同じことをやる。1歩→足を揃え、2歩→足を揃え、3歩→足を揃え、
そしてボールの後ろに立ち、カップを眺め、アドレスに入り、思い直してボールの後ろに立ち、ホールを眺め・・。
同組のプレーヤーはよく我慢しているなと思う。
甚だしきは、ブラッドレーがカップのこちら側でそれをやり、カップの向こう側でキャディーもやっている。
たった1メートルちょっとにパットにキャディーがカップとボールのラインの間を踏みたくり、あそこまで行くと競技へのリスペクトも他のプレーヤーへの配慮もない、ただただ見苦しい。
例えルールに違反していなくても、あまりに行き過ぎやり過ぎのルーティーンはツァーゴルフの品格を落とし、スロープレーにも繋がるからとツァーはなぜプレーヤーに言わないのか。
2ラウンド目、彼らの最終ホール9番でブラッドレーのセカンドショットはフェアウェイ右寄りだった。
シェフラーはティーショットが右ツリーラインに入り、セカンドはフェアウェイに行かず右ラフだった。
ブラッドレーの2打目とシェフラーの3打目は、すぐ近くだった。
ブラッドレーは残り98Y。シェフラーより先に打つ番だった。
彼の番になりヤーデージブックを見るところから実際打つまでに1分25秒かけた。
池ごえでピンはまっすぐ前方に見えている。フェアウェイからでなぜ1分以上もかけるのか。
すぐ隣の右ラフにいたシェフラーは、自分の番になるとすぐに打った。
ラフがきつく、かなり強く振って、ボールはグリーンを駆け上がり奥ラフに少し入ったところまで転がった。
下りのチップショット、ボギーは免れないと思われたが、このチップがラインに乗って転がり入ってパーセーブ!
あのチップは上手かったー。入ったから言うのではなく、ラフから草を取らずに打った。
よくあんな打ち方が出来るな。
テーラーメイドのPRビデオで、タイガーが全くターフを取らずにチップして、シェフラーが「ターフ取らないの?」と聞くシーンがある。
確かタイガーは、neverと答えたと思うが、いかにもシェフラーが初めて見たように芝居をするから可笑しかった。
シェフラーは初日72を叩いたが、2日目65で−3まで登ってきた。
ダラスの自宅からコースに通っているのではないかと思う。
シェフラーのハイライト。
ではまた。