コースは容易過ぎたが、最終日は面白く、見応えあるメジャーになった。

以前、このコース開催のPGAチャンピョンシップでコースが退屈とは思わなかったが、今週はあまりにロースコアが出るのとラフを深くしてもグリーン周りからパーセーブするプレーヤーが多いことがメジャーの悲劇を生まなかった爆  笑、その点がちょっと物足りなかった。

 

このコースで何度もPGAチャンピョンシップ開催されたのは、2022年までPGAオブアメリカが所有するコースだったからだそうだ。

先ほど調べたら向こう10年の開催コースには入っていない。多分これが最後かも知れない。

 

最終日スタートは現実的には−13から上のプレーヤーから優勝者が出るかと推測したが、ブライソン・デシャンボーとビクター・ホブランドのスコアの伸ばし合いはエンターテインメントだった。

ホブランドはバーディーが13番で止まってしまう。(−19へ)

 

15番ではセカンドがフェアウェイ、119Yからピン近くに打てず、16番もバーディーパットがショート。

17番ではセカンド183Yからピン左2.9メートルに打って、このバーディーパット入れられず。

これで優勝のチャンスを逃したと思う。最終ホールでイーグルの可能性もあるが、何度もバーディーパットのスピードが足りないようじゃあ、無理だろう。

 

ザンダー・ショーフェルは10番でまたしても間違ったチョイスをした。

フェアウェイバンカーからフェアウェイウッドを打ち、グリーン右手前の深いラフへ。

そこから反対側のラフへ。チップはショートし、5フィートのパーセーブパットを外した!

誰でもバーディーをとるホールでボギー。(−18へ)

 

しかし、ここからミスは冒さず11番でも12番でも良いショットを打ち、パットを入れた。(−20へ)

この時点でホブランドが−19、デシャンボーが−18。

残りホールが少ないので追う方がむしろ追い詰められている。

 

16番520Y、デシャンボーのティーショットは左に曲がったがラッキーブレイクでフェアウェイに戻った。

残り221Yから8番アイアンでピンへ90cm!

これを入れて−19へ。ショーフェルは1打先。

 

17番がデシャンボーには痛恨だった。ティーショット349ヤード、セカンド124Yからギャップウェッジでピンにショート。7メートル以上。

「素晴らしいティーショット打った意味がない」と解説者。爆  笑

 

18番、イーグルも狙えたがデシャンボーはティーショットが左フェアウェイバンカー。セカンドはグリーンからはるか左。チップショットはピンへ3メートルちょっと。

これを入れて−20。

ホブランドはティーショットが左フェアウェイ、残り251Yからグリーン右下フェアウェイ。

なんであれほどショートしたのか、なんらかのミスショットでしょうね。3打目はピン下3メートル。

これは曲がるラインでデシャンボーのバーディーパットより難しかったと思うが、外して70cmのパーパットも外した。−18。

 

プレッシャー下でパットのスピードが足りず、ショートしたりローサイドに逃すのは典型的。

しかし、今年に入って良いプレーをした試合はなかったのに、ここまで上がってきたのは今年の後半への良い流れになると思う。

 

この頃ショーフェルは16番から17番をプレー。あとは彼の失敗を待つばかりだったが、今日は崩れなかった。

唯一、ひやっとしたのは18番のティーショットが左バンカーの横のラフ。足はバンカー内になるセカンドショットだった。

解説者達は、10番での選択ミスを引っ張り出して、またショーフェルがミスをするのではないかという、人の不幸は蜜の味の口調であったが爆  笑、グリーン左下のフェアウェイへ。

'Good contact‘ と解説のサム・トーランス。

 

ショーフェルのショートゲームとパットなら、ここからバーディーをとるのはほとんど確実だろうと思った。

その通り、チップを1.5メートルに寄せ、ボールはカップを半回転して入り、メジャー初優勝!

コリン・モリカワは1日中パーで、全米オープンのようなゴルフをしていたが爆  笑、15番でボギーの後、最終ホールでバーディーにして見る方もやれやれだった。

 

練習場で、スクリーンでプレーを見ながらドライバーを打っていたデシャンボーが、ショーフェルのバーディパットを見ると、すぐに離れていた。

グリーンから上がってくるショーフェルにお祝いを言っていた。

 

ショーフェルは30歳だが、2017年からメジャーにはほとんど毎年トップ5、トップ10に入ってきた。

これでようやく片目が開きました。

 

 

 

私の感想。

PGAチャンピョンシップは8月開催がふさわしいと思う。

開催コースによっては酷暑で湿度も高く、耐久レースのように体力・気力が試された。

世界のトッププレーヤー達が何を5月の気持ちが良いシーズンでやることがあろうか。

 

LIVゴルファーのメジャー出場だが、出場資格があるプレーヤーはもちろん出場させるべきだ。

過去のメジャー優勝からのエグゼンプションや、メジャーに上位に入って次のメジャー、翌年のメジャーの出場資格を得る。

 

LIVゴルフで成績が良かったという理由で招待するのはおかしいと思う。(例え予選通過しても)

ヨーロッパツァーやサンシャインツアーで優勝して招待されたプレーヤーもいる。(ディーン・バーメスター、12位タイ)

マスターズではヨーキン・ニーマンが同様に招待された。

 

元々PGAツァーでトッププレーヤーだったプレーヤー達がLIVに行ったのだから、予選通過するのは当たり前だと思うが、徐々に競争力は落ちているのではと感じる。

お金のために才能を死なせているのは私の問題ではないので知ったことでないが。

 

今週はデシャンボーが優勝争いに入って、面白くなった。

なんらかの方法で、LIVゴルファーとPGAツァープレーヤーが同じ土壌で競争する試合を作ると面白いと思う。

 

デシャンボーは努力している。

金曜日はラウンドの後、夜10時までドライバーを打っていた。爆  笑

 

 

リーダーボード

 

デシャンボーのハイライト。

 

ショーフェルのハイライト。ホールもスコアも不明。週を通してひどいハイライトの編集だった。

 

 

全体のハイライト。8分。