5人首位スタートのうち、優勝経験があるのはスコッティー・シェフラーのみ。
残りのステファン・イエイガー、アレハンドラ・トスティ、トーマス・ディトリー、デビッド・スキンズは未勝利。
下から誰かロースコアをポストするか、あるいは首位スタートの誰が崩れて誰が残るかと思っていたが、皆しぶといプレーをして良い試合だった。
サンデーバック9、後半に入る頃のリーダーボード。
ディトリーは16番の2.6メートルのイーグルパットを外し、17番の2.4メートルのバーディーパットを外したのが大きかった。結果−11で届かなかった。
トスティは16番で長いパーパットを入れたが、17番で3.6メートルのバーディーを外した。
18番をボギーにして惜しかった。
42歳、デビット・スキンズは最後の17番、18番でガス切れした印象だった。−10に。
−8からスタートのテイラー・ムーアは去年バルスパー・チャンピョンシップで初優勝したプレーヤー。
16番パー5のセカンドがちょっと短く池に転がり落ちた。グリーンエッジにランドして転がり落ちたのでパーセーブは出来たが。結果−11。
さてさて、3試合連続優勝がかかっていたスコッティー・シェフラー。
簡単に言ってパットで殺された。
2日も前のことを言ってもしょうがないが、2日目は短いところから3パットしたのがツイッターXに出されていた。
今日も16番で右の池を越えるアグレッシブなラインでティーショットを打ったがイーグル取れず。まあ6メートルのパットはそうそう入れられまいが。
18番、セカンド185Yからピン左へ、5フィート5インチ。1.6メートル。
−12のイエイガーは160Yからピン左へ6メートル。
シェフラーがこのバーディーパットをあっさり外した。
シェフラーに勝って欲しかったわけじゃないが、王者はああいうショット打ってパット外しちゃいかんと思う。
今日はずっとカップ右にパットを外していたと思うが、最後のパットは左に外していた。
中ぐらいのパットが入らない時は左肩を上げていると感じたが、彼のパットをどうこういうほど観察していないから、わかりません。
この人もパットが入れば優勝、入らないと優勝を逃すというタイプか。
首の痛みも治ったようで、今の彼を倒すのは極めて難しい。
*
今週始める時のステファン・イエイガー。世界ランキング71位、フェデックスポイント47位。
イエイガーは満振りという言葉を使いたくなるようなスイングで、16番パー5では残り104Y。17番329Yではグリーン下に打ってきた。
後半はバーディーがなかったが、前半で3アンダーにしたスコアを維持した。
彼の過去の戦績を見るとものすごい。好きなことをやっているのだから、「苦労人」という表現は適当ではないと思うが、PGAツァーでは2017年から18年のシーズンと、2018年から19年のシーズンでツァーから陥落している。
2017年はコーンフェリーツァー22試合に出場して賞金額$28万ドル。(あちこち転戦して、これじゃあやってられないというところ)
2020年は同ツァー35試合出場!(そもそもこんなにたくさん試合があったの?)
賞金ランキング1位で、$75万ドル。
コーンフェリーツァープレーヤーでは、道具の契約金も少ないと思う。
ここ2シーズンは、PGAツァーでフェデックスランキングが94位と昨シーズンは56位。
努力が報われた初優勝でしょう。
「モンスタープレーヤーのシェフラーと2日間一緒に回ることが出来て、嬉しかった。
彼は素晴らしいプレーヤーだし、立派な人だ。」
ハイライト。これを見ると、シェフラーはかなり良いショットの後にバーディーを逃している。
TVは2日目の短いセカンドパットを外したことを言っている。
優勝者が最終ホールのグリーンで赤ちゃんを抱くシーンはいつ見ても良いものだ。
開催コースのメモリアル・パークゴルフコースというのはムニシパルmunicipal コース(市営や郡営の庶民が回るパブリックコース)だったものを、コースデザイナー、トム・ドークがブルックス・ケプカの協力で改造してPGAツァー開催コースにしたもの。$34ミリオンかけたとどこかで読んだ。
依然としてパブリックコースであり、グリーンフィーは$156で、アメリカのパブリックコースにしては高いが、このコースを見たら、高くはないだろう。
回るゴルフ力があればの話。
15番パー3は距離が短いのに、プレーヤーのかなりはグリーンを外していた。
この試合はあんまり丁寧に見たことがないが、なかなかタフなコースでした。
マスターズに出場するプレーヤー達は、この試合か来週のテキサスオープンに出場して仕上げるようです。
テキサスオープンにはこの試合に出場しなかったトッププレーヤーが全て出る。
楽しみです。
ではまた。