Netflix を見だしてかなり経つが、最近、オスカー(アカデミー賞)をとった映画というコーナーがあることに気がついた。

映画館で見た映画もかなりある。

『パルプフィクション』もあった。しかし、リビングループで血が飛び散るシーンは見たくないのでスキップ。

 

そこで見たことない、『The Father』というのが目についた。主演のアンソニー・ホプキンズの顔がタイトルの写真になっている。

 

 

近年は認知症を題材にした映画がよくあって、発症したのはお父さん、あるいは夫が発症しての夫婦の物語などがシチュエーション。

暗くなるので私は1つも見たことがない。

 

このThe Father を見る気になったのは、もちろん名優アンソニー・ホプキンズが主演だからだ。

多分日本では公開しなかったのではないか。

初めて公開されたのが2020年1月のサンダンス・フィルムフェスティバルだそうだ。

ちょうどコービッド19が始まり、公開は遅れ2021年の5月にフランスで、同年6月にイギリスで公開。

アメリカでは2月にニューヨークとロスアンゼルスの限定館で公開。

$6ミリオンの製作費で、売上は$34ミリオン・・とウィキピディアにあった。

 

映画館で公開した直後からケーブルチャンネルや、ネットでかなり利益があったのじゃないかと思う。当時は感染拡大で、映画館も長いこと閉まっていたり、再開しても閑古鳥が鳴いていた。

 

映画が始まってしばらくすると、ストーリーの展開は起こった事象通りではなく認知症になったお父さんが見ている幻想や幻聴、混乱に沿って進んでいくことに気がつく。

時の経過も住んでいる場所も、甚だしく混乱している。

 

私は身近に認知症の人を見たことがないが、おそらくこんな感じになる人が多いのだろうと思わせた。

 

アンソニー・ホプキンズは1937年12月31日、イギリスのウェールズの生まれ。現在86歳。

この映画を撮影し始めた時が81歳だったろう。

2021年のアカデミー賞で、この映画は6つの部門でノミネートされ、主演男優賞をホプキンズがとった。(『サイレンス・オブ・ラム』に次いで2度目)

他に脚色賞をとった。

映画の原作は、イギリスとフランスの共同プロダクションだった芝居の、『Le Pere 』(フランス語のThe Father)

 

YouTubeムービーでもグーグルプレミアムムービーでも300円だそう。

またU-NEXTでも見られるそうだ。

 

上の写真で、左は娘役のイギリス人女優、オリビア・コールマンだが、てっきりアメリカの女優マギー・ギーレンハール(ジェイク・ギーレンハールのお姉さん)かと思った!

 

 

どんどん映画館に行かなくなっている。映画館へ電車で行って、電車で帰ってくるというのがどうもピンと来ない。早い回を見ないと帰りが夕方のラッシュにかかるし。

それに最近の映画は上映時間が長いのが多くて閉口する。

どんなに素晴らしい映画でも、映画は2時間以内であるべし。

 

ではこの辺で。