SSGは、Strategic Sports Groupの略で、中心はFenway Sports Group。

 

これらの人々は、全員ビリオネアー、プロスポーツチームのオーナー達。

NYメッツ、アトランタ・ファルコンズ、ボストン・レッドソックス、ボストン・セルティックス、ミルウォーキー・バックス。

他にリバプールFCやアイスホッケーのペンギンズなど。

アーサー・M・ブランクという人は、Home Depot(日本でいうホームセンターのチェーン店)の創始者の1人、アトランタ・ファルコンズのオーナー、メルセデス・ベンツ・スタジアムのオーナー、etc。びっくり

 

彼らはプロスポーツのチームのオーナーであると共に、そのグループはスポーツに投資もする。

それが、PGAツァーに$3ビリオン投資すると発表された。

 

かなり前から、SSGから投資を受ける話が進行していると言われていたが、最終案が火曜日夜のプレーヤーズ・ディレクターボードの全員賛成の投票で承認された。

現在のプレーヤーズ・ディレクターボードメンバーは、パトリック・カントレー、ピーター・マルナッティ、アダム・スコット、ウェブ・シンプソン、ジョーダン・スピース(11月に辞任したローリー・マッキロイに代わり就任)、タイガー・ウッズ。

 

$3ビリオンのうち、最初に払われるのは$1.5ビリオンで、プレーヤー達のために使われる。

ツァーメンバー200人近くに、キャリアを通しての成績、最近の戦績、将来の参加とサービスを考慮して決められ、株として授与される。

PGAツァーは、PGAツァー・エンタープライズとなる。

 

このニュースは水曜日に、PGAツァーコミッショナーのジェイ・モナハンから発表され、続いてプレーヤーズ・ディレクターの名前でも発表された。

 

左がジェイ・モナハン、右はフェンウェイ・スポーツのジョン・W・ヘンリー。

将来、PIF(サウジアラビアの投資ファンド)も投資することになっても、あるいはご破算になっても、SSGの投資は変わらないそうだ。

 

 

ここからは私の感想です。

もちろん、ゴルフメディアのこの投資に関する説明や将来の予測の議論を聞いたり、読んだりした後の感想です。

 

これはPIFからの投資や将来の、PGAツァーとLIVゴルフの合流の可能性を考える時、PGAツァー側には非常に有利になると感じる。

PIFからの投資がなくても良い状況になったと思われる。

投資のネゴーシエーションに、対等の立場で臨める。

それからPIFが投資するのは、アメリカに許可されるのに時間がかかる。(つまりいつになるかわからない上、司法省の調査が入るかもしれない)

 

LIVゴルフに莫大な契約料を示されながら、PGAツァーに残ったプレーヤー達に、金銭的にもいくらか報奨を与えることが出来る。

 

今日のところの、私の理解度はこんなところです。

 

 

案の定、ひどい強風になったペブルビーチ。爆  笑爆  笑爆  笑