根室旅行は全英オープンの前の週に行くつもりだったが、ホテルの部屋が連泊で取れなかったので先週に変更。

おかげで楽しみにしていた今年最後のメジャーは大して見られなかった。

 

でも悲しかった。

例えばヘンリック・ステンソン。

LIVゴルファーでもメジャーには出られるが、上位にいないと(LIVゴルファーは尚更?)テレビには写らない。

メジャー優勝者のダスティン・ジョンソン、コリン・モリカワ、シェーン・ローリー、ジャスティン・トーマスらが予想外の予選落ちをする中、−1で予選通過。

最終日、スタートの時に写っていたが、以前のままのステンソンだった。

メジャーでは何度も上位に行き、乾いたユーモアで、彼の話は頭の良さを窺わせた。

私の好きなプレーヤーだった。

 

テレビに大写りになったステンソンの顔を見ながら、どうしてこんなことになっちゃったの?という気持ちになった。

 

キャメロン・スミスもしかり。ディフェンディングチャンピョンだったのに、The Openのサイトも宣伝ビデオもマッキロイばかりだった。

今頃言うものではないが、C・スミスはオーストラリアにいる頃から、18歳ぐらいかな、私は今にこの子は世界に出ると思っていた。

それがどうだ。

これだけ良いプレーヤーなのに、メジャーで見るのみ。

 

ステンソンはこの9月のライダーカップでヨーロッパチームのキャプテンに決まっていたのに引きずり下ろされた。(それは当然だと思うが)彼のゴルフキャリアーの集大成になったかも知れないのに。

オラザバルや、ダーレン・クラークや、トーマス・ブヨーンのように、ヨーロッパツァーに貢献し、世界に名を知らしめたプレーヤーの名誉職だ。

 

 

今年の全英オープンは(良い)スコアが出るだろうと言われていた。

それはコースの色を見ただけで頷ける。

2006年、タイガーが優勝した時はコースは茶色で、ドライバーは一度しか使わず(唯一使った時は、ファーライト!だった)、ロングアイアンの見事なパーフォーマンス。

 

2014年、マッキロイが優勝したときは、それよりコースは緑色。

今年は、青々としている上に、火曜日は一日中雨だったそうだ。

 

その、スコアが出る日にロースコアをポストして、最も厳しいコンディションの最終日、5打差のリードで守り切った・・という展開だった。

 

ゴルフライターが、ギャラリーがリーダー(ブライアン・ハーマン)にこれほど悪い野次を飛ばすのは見たことがないと言っていた。

ハーマンも、金曜日のラウンド後に言っていた。一部のギャラリーに、芳しくない言葉を浴びせられた。

どんな言葉かと聞かれ、「繰り返せないような言葉」と答えていた。

 

ハーマンが行手を阻むのはイギリス人のトミー・プリートウッドであったり、北アイルランドのマッキロイだ。

全英オープンの(地元の)ギャラリーは、ハーマンに良いプレーはして欲しくなかったのだろう。

一度、私が聞き取れたのは、最終日ハーマンのティーショットが左ラフに行った時、若いギャラリーの1人が、「アーッタボーイ」と言っていた。

これは、That a boy で、「でかした」とか「よくやった」の意味。爆  笑

 

普通は褒める時に使うのだと思うが、この場合は皮肉で言っている。

 

もっともっと酷いことを直線言っていたと確信しています。

 

 

これは、最終日、まだこのスコアのプレーヤー達がスタートしていない時のリーダーボード。

マシュー・フィッツパトリックから松山、ジョーダン・スピース、カントレー、ザンダー・ショーフェル、キャメロン・スミスとなかなか良い。

これでリーダーが−5や−6なら、非常に面白い最終日になったと思うが、いかんせん−12ではねー。

 

 

最終日のプレーで健闘したのはトム・キムとセップ・ストラーカ。ストラーカは2日目、67。

松山もあのダブルボギー以外、しぶといプレーをしていたと思うが、優勝争いには到底届かず・・っていうか誰も優勝争いしていなかった。キョロキョロ

 

 

全英オープンでは珍しくないのかも知れないが、1日目のジャスティン・トーマスの82、ダスティン・ジョンソンの2日目の81は驚いた。

ブルックス・ケプカも予選は通過したが、トータル+8、最終日はティーショットで「ファー!」ばっかりだった。

 

ということで、メジャー優勝者は、ジョン・ラーム、ブルックス・ケプカ、、ウィンダム・クラーク、ブライアン・ハーマンの2023年でした。

 

リーダーボード