松山とジャスティン・トーマス、サンジャエ・イムの1日目は午後スタート、日本の早朝だった。

途中寝ぼけ頭でU-NEXTの中継を覗いた時(iPhoneをつけっぱなしにして枕のそばに置いて寝るので爆  笑)、3番ホールでセカンドをピン側につけたショットを見たので、ああこの分なら私が起きて見る時間には少なくとも−2、−3にはしているだろうと思った。

(その前のホールでダブルボギーにしたとは知らなかった)

 

何時から起きてちゃんと見始めたのか、ジャスティン・トーマスも松山も+2。

後半のホールも松山とトーマスは悲惨だった。

ブログを書く前に、最初から全部見ようと夕方になって見逃し配信で、彼ら3人のフィーチャードグループをスタートから見直した。75と76のラウンドを見直すのはなかなか根性があるとイギリス人の松山ファンに笑われた。(ツイッター友達爆  笑

 

ティーショットが曲がるときは大抵右。ティーショットが良い時はアイアンがショートする。

短いパーセーブパットは、強すぎてエッジに蹴られる。2番と12番。

14番570Yではティーショットが322Y、フェアウェイ左寄り。池ごえピンまで248Yをアイアンで、池の向こう側の石に当て池ぽちゃ。松山のリアクションを見ると、あれは風の読み間違いや番手選択ミスではなくて、当たりが悪かったんでしょうね。

ドロップして67Yからピン右下1.6メートルにつけてこのパーセーブパット入れられず。

 

毎ホール、毎ショット、待つ間、スイングフォームを繰り返しやっている。

16番で解説者の一人が、今日の松山は(体の)コアと腕のスピードがマッチしていないと言っていた。

コースレポーターでこの組についていたロバート・ダメロン(元PGAプレーヤー、PGA1勝、タイガーより2年前にプロ転向)が、別な時に、ヒデキは自分の何が悪いかわかっている、腕が前に来るように練習スイングフォームで直そうとしているんだ、と言っていた。(つまり振り遅れでショットが右に行く?と彼らは分析しているのかな)

 

それから、私が気がついたのは、松山はほとんどのホールで一番最初にセカンドショットを打っていた。

飛距離が出ていない。(これは後でリンクする、先週のトラベラーズチャンピョンシップの始まる前にインタビューで話している)

 

松山の1ラウンド目が酷かったとしたら、ジャスティン・トーマスは更に悲惨だった。

やることなすこと上手くいかないとはあのゴルフだろうと思う。

アイアンでショートする、グリーンを右左に逃す、チップショットはピンに寄らない(トーマスのショートゲームがあれほどひどいのは初めて見た)、あるいは番手選択が悪くてピンにショート。

パットの距離感がノーカンで、大オーバーかショートする。

メーカブルの距離からカップにも触らない。よく76で済んだなと思うぐらい。

1ラウンド目は34パットですよ。

 

ジャスティン・トーマスの1ラウンド目のスタティスティック。

フェアウェイ13ホールでキープしていて、グリーンへのショットがマイナス。

バンカーからもセーブゼロ。

 

松山の1ラウンド目のスタッツ。常にグリーンへのショットが良い松山が、−2.55。ガーン

なお、68を出した2ラウンド目では、これはプラス2余になりフィールド中7位。

 

 

2ラウンド目は朝のスタートで、日本時間夜8時40分からだったのでほぼ全ホール、U-NEXTのフィーチャードグループのネット中継で見た。

予選通過には−6か−7を出さねばならない。

10番スタートで9メートルぐらいの長いパット入れてバーディーにしたが、その後はメーカブルの距離に打っても、そうそうパットが入らず、ロースコアにはならなかった。

 

この日もショットを待つ間、何度もスイングフォームをやっている。

ティーショットはフェアウェイに行ってもスイングにも結果にも納得していないことがわかるボディーラウングエージだった。

 

ジャスティン・トーマスは76・69、松山は75・68で予選落ち。

予選カットラインは−4。2ラウンド終了して首位は−13。

ドナルド・ロスのコースだが、ローリー・マッキロイが言う、モダンゴルフの道具の進歩でコースがもうPGAツァープレーヤーを持ち堪えられないということか。去年の優勝スコアは−26!

 

日本のスポーツ紙のサイトには松山へのインタビュー記事はなかった。

それを探しているときに、GDOのニュースの欄に、先週のトラベラーズチャンピョンシップの始まる前にインタビューした記事があったのでリンクしておきます。

故障を引き起こさないためのスイングでは飛距離が戻らないことに関して、興味深い本人の話がある。

全米オープンの最終日のプレーでは「心が折れちゃった」そうだが、心が折れないでよーと私は絶叫したい気分になった。

 

GDO松山のインタビュー記事

 

 

3サムのうち松山もトーマスもオーバーパーのラウンドで、2日目、この組について歩くデトロイトのゴルフファンの声援は温かく、松山にもヒデキー!と男性の太い声や子供の声が聞こえる。

まだ31歳、先は長い。焦らないで続けてほしい。

 

(画像は The Tront Star から拝借)

 

この髭はぜひ剃ってほしいと私は思い続けているんだけど。