今年の全米オープンが122回目ということを聞いて、タイガーがペブルビーチで劇的な優勝をしたのは第100回だったと思い出した。

 

LIVゴルフの騒擾は続いており、昨日(現地月曜日)は再びフィル・ミケルソンが厳しい質問を浴びていた。

LIVゴルフでもそうだったが、メディアの彼への質問は容赦がない。

ミケルソンが率先してプロモートしたからだろう、他のプレーヤー達とは違う「扱い」だ。

 

記者会見がが始まって最初は声に緊張が出ていた。「PGAツァーでプレーしたくはないのか。」、「ツァーでプレーできないのが寂しくないか。」と聞かれた時は、前方の下に目をやりしばらく答えを探しているようだったが、私は泣くんじゃないかと思ったほどだ。

 

日本人にはピンと来ないかも知れないが、アメリカのゴルフファンがこれほどLIVゴルフに走った行為を厭うのは、2001年セプテンバーイレブンでハイジャックした19人のうち15人がサウジアラビア人だったことも大きい。

もちろん、何回か書いたように、ジャーナリストのジャマール・コショギ氏を大使館内で殺戮した行為も、許せないのだ。

 

セプテンバーイレブンの犠牲者の家族と、セプテンバーイレブンで助かった人達が、LIVゴルフに入ったアメリカ人プレーヤー一人一人に強い抗議の手紙を出したそうだ。

それをどう思うかと聞かれ、平静な気持ちでいられる人はいないだろう。

 

ミケルソンより後で記者会見があったジャスティン・トーマスは、全米オープンなのにLIVゴルフの話題が多くなって悲しいと言っていた。

 

練習に来たブライソン・デシャンボーにゴルフチャンネルのレポーターがインタビューしていたが、LIVゴルフに参加することにしたのは、「ビジネスだ」と答えている。

デシャンボーもまた同じことを言ったが、LIVゴルフに行ったプレーヤーのほぼ全員が、年間の試合数が少なくなり、自分の時間が増えることをメリットに挙げているのはおかしなことだ。

PGAツァーはシーズンにたった15試合出ればいい。

FedExポイントを心配するような位置のゴルファー以外、誰もたくさんの試合には出ない。

 

出たくなければ、ツァーチャンピョンシップが終わったら、1月まで休養したっていい。

デシャンボーのように独身で若いのが、半年働かなくて何をするつもりか?・・と私は感じました。

 

 

グルーピングとスタートタイムが今日発表されたが、松山はベストグループです。

 

木曜日#10番スタート、金曜日は#1番スタート。

7:40AM / 1:21PM

ローリー・マッキロイ、松山英樹、ザンダー・ショーフェル

 

木曜日#1番、金曜日#10

7:18AM / 

コリン・モリカワ、ジェームス・ピオット、ジョン・ラーム

 

木曜日#1、金曜日#10

1:14PM / 7:29AM

ジャスティン・トーマス、ビクター・ホブランド、トニー・フィナウ

(このグループも良いですね)

 

木曜日#10、金曜日#1

1:25PM /  7:40AM

ブルックス・ケプカ、キャメロン・スミス、スコッティー・シェフラー

 

木曜日#10、金曜日#1

1:47PM /  8:02AM

ゲーリー・ウッドランド、ジャスティン・ローズ、ブライソン・デシャンボー

 

主要プレーヤーの木曜日のスタートタイム。

 

コースもタフなら、距離を長くするために、同じ敷地になる別なコースのグリーンからティーショットを打つホールもあるので、また時間がある時にアップします。