1日のギャラリーの数を1万人ぐらいにすると、2週間ぐらい前にUSGAの人が言っていたが、かなり正常に近い全米オープンになると期待している。

 

開催地のカリフォルニア州ではこの15日にコービッド19感染対策の規制が外された。映画館、コンサート、美術館などの人数規制がなくなった。映画館はごく最近までずっと閉鎖。ディズニーランドも6月15日にリオープンするまで休止していた。

 

屋外では、マスクする必要はない。屋内は、店舗や会社でマスク着用を義務付けるところが多いようですが。

まだ、頑固にワクチンを打たない一定数の人がいるので、州や自治体は「ご褒美」をいろいろ用意する。

先日カリフォルニア州知事が言ったのは、これからワクチンを打つ人5万人にシックス・フラッグという怖い乗り物が揃った遊園地のチケットをあげるというもの。

$1ミリオンのロッタリーは、マリーン郡の人に当たったそうである。

 

 

まずは目新しいニュースから。

メモリアル・トーナメントの週に開かれたPGAツァープレーヤー代表委員たち(ローリー・マッキロイも新しいメンバー)の会合で、グリーン・ブック使用禁止の勧告を決めた。

おそらくPGAツァー側は来季から禁止にするだろうと予想されている。

 

グリーン・ブック、或いはグリーン・リーディング・ブック。これが出てきた時は、どう読むのかわからん、と公言するプロが多かったが、今は皆使っているのではないか。

 

 

水曜日の記者会見で、マッキロイは、「自分もグリーン・ブックを使っているが、廃止されるべきだと思う。大きな目で見て、その方がゴルフのためだ。グリーン・ブックが出てきたせいで、みんなちょっと怠惰になっていると思う。みんな準備にそれほど時間をかけないようになった。

その理由で、マスターズでは多くのプレーヤーがグリーンで時間をかけたんだ。何度も何度もパットの練習してね。オーガスタ・ナショナルのグリーン・ブックはないからだよ。」

 

グリーンを読むのも腕のうち、グリーン・ブックを使わないとプレーのスピードアップにもなると思うと語っていた。

 

この話題でブライソン・デシャンボーばかり引き合いに出されるから、彼は特にたくさん使っているのだろう。フィル・ミケルソンもグリーン上でグリーン・ブックをよく見ている印象があるが、グリーン・ブックを禁止にする流れに、「嫌だな」とTwitterで言っていた。

 

 

出場プレーヤー達には多くの、ストーリーがあるが、4月下旬のズーリック・クラシックofニューオリンズで予選落ちしたあと、試合に出ていなかったマシュー・ウルフが今週出てくる。

 

2019年にプロ転向して数試合目で、3Mオープンに優勝。その若さとユニークなスイング、飛距離と、よく笑い、よく喋るキャラクターは、比較して物静かなコリン・モリカワと好対照の新しいスターとして扱われた。

 

2020年まで2回目の優勝はないものの、戦績は良かった。ロケット・モーゲージで2位、PGAチャンピョンシップで4位タイ、USオープンで2位、シュライナーズ・ホスピタル・チルドレンで2位タイ。

その後から、悪くなった。

今年のファーマーズ・インシュアランス・オープンは初日78で棄権。WGCの初日83で棄権。マスターズでは間違ったスコアにサインしてDQ。

 

2ヶ月間、試合に戻ってこなかった理由を、「自分が幸せでいたかったから」と語っている。

今週の練習ラウンドのあと、インタビューしたゴルフライターは、ウルフの周りの人が推測しているのはパンデミックで孤独になったことが理由だろうと書いている。

ツァー再開後、PGAツァー側は、コースを出た後、街で外出すること、同輩プレーヤーと会食することを避けるように、違反して陽性になった者は厳しく罰を与えると脅した。

コースとホテルの往復、ホテル内での食事ということになる。

 

「ツァー生活はホテル住まいと移動だけだ。人生とゴルフの区別がない。ここではゴルフが人生になる。上手くいかない時、何が大切かを優先することが難しくなる。やっていることが楽しくなければ、自分が幸せでなければ、いくらお金を稼いでもやる価値はない。」

 

パンデミックが若い人、学生、子供のメンタルに大きく影響したことは知られるところである。

 

ツァー復帰の試合で、最もタフな全米オープンを選んだことを聞かれ、「いつかは戻らなきゃいけないし、先延ばしにしているのは自分に良くないと思った。」

 

彼はトップ100人のプレーヤーの中で唯一PGAチャンピョンシップを棄権した。

 

勝つ勝たないより、ツァープレーヤーとして、次に出場する試合が楽しみになるような気持ちに復活してほしいと思う。

 

 

スタート時間はアメリカ東部時間になっている。ニヤリ 現地時間で書きなさいよ。

初日は1:14pm、日本時間金曜日朝5:14。

 

 

スタープレーヤー、注目プレーヤーのほとんどが午後に目白押し。

 

これは今日の松山。ショットは調子がいいように見えます。

 

 

出場プレーヤーは、記者会見で口を揃えたラフの強さと深さをいうが、それはほとんどの全米オープン開催コースに当てはまることで、2008年同じコースでの全米オープンのリプレーを見たって、タイガーでもそこら辺にしか出なかったシーンがたくさんあった。

 

YouTubeで、2008年の全米オープン、タイガーとロッコ・ミーディエイトの全ショット全パットを写したハイライトを見つけて、昨日見ていたが、タイガーは1日目と2日目、フェアウェイをほとんど外し、グリーンも相当外していた。おまけにチップショットもバンカーショットも良くなかったが、パーセーブパットを入れること凄まじい。

 

ダスティン・ジョンソンもミニドライバーを使うと言っていたし、フィル・ミケルソンもミニドライバーを使うと言っていた。いくつかのホールはドライバーだと突き抜けてしまうからだそう。

フェアウェイが硬くて早いので、飛距離はかなり伸びると思う。

 

ミケルソンのミニドライバーは、テーラーメイドのオリジナルワンで、ロフト11.5度だそう。私のドライバーと同じだぁーと思いました。爆  笑

 

ティータイムとリーダーボード